NiceHCK DZ9

こちらもTwitterでフォローさせていただいている小倉 彬さん@ogura_aki からお借りしたものです。いつもありがとうございます。

 

先日にちょこっとレビューしたDZ7と同じく、その名前が現す通り、NiceHCK Audio Storeのオリジナルモデルです。1DD8BAのハイブリッド型のイヤホンです。
 

DZ7とやや色合いが違いますが、このデザインもStarsという名称のようで、当初はこれ以外にWood Grain、SilverとRedのデザインだけだったのですが、今年に入ってから大量にデザインが増え、HCKのツイートを見ると22種類もあるみたいです。お気に入りを選ぶ楽しみが増えたという感じかな?ケーブル端子が2pinかMMCXかを選ぶのはDZ7と同じです。

価格は現時点では10%オフで522ドルですので、中華イヤホンにしてはかなり高価な部類だと思います。

www.aliexpress.com

試聴はibasso DX200、イヤーピースはfinal EのMサイズを使用してのものとなります。

まずは附属ケーブルでシングルアウトでの試聴ですが、すっきりと明瞭な感じで、伸びる高域という感じはDZ7と同じ傾向ですが、低音はかなりしっかり出ているように思います。女性ボーカル曲に合うのも同様ですが、かなり迫力を感じます。これはいいですね。前作よりかなり好みです。DZ7の時に感じたスカスカ感はありません。

 

次にバランス接続で聴いてみます。ケーブルは前回と同様に、ヤフオクで落札したMOGAMI 2944 八芯 2.5mm4極ケーブルにチェンジ。

音も八芯の効果か線種かバランス接続のおかげかわかりませんが、中低域の量がかなり増え、迫力満点になります。ちょっと人によっては聴き疲れすると思うかも。低音の量感だけでなく、高域もさらに伸びたように感じます。あと音の拡がりもシングルの時よりも増したようです。

これはかなり私にとっての理想に近いイヤホンかもしれません。

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残念ながらDZ7を貸出中のため並べて写真を撮影できませんでした。ほぼ同角度の写真を並べておきます(上がDZ9、下がDZ7)ので、比較いただければと。筐体のサイズは変わってないように見えますがどうでしょうか。

VE MONK Plus Espresso 25TRRS 到着篇

Venture ElectronicsのMONKの新バージョンです。

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AliExpressの直販店で色違いやスマフォ対応モデルなど様々なバージョンのMONK Plusが5〜30ドルで販売されています。今回購入したのは2.5mm4極プラグで、これが一番高い30ドルのモデルです。

購入にあたっては送料が必要となり、様々な輸送方法がありますが、私は通常のAliExpress Standard Shippingを選びましたので、日本円で総額3,825円となりました。

注文したのが2月1日、到着が24日といつもより長くかかたように思いますが、注文日は春節祭真っ只中だっとことを思えば、まぁこんなものかもしれません。

www.aliexpress.com

VE MONKは昨年の春のヘッドフォン祭で日本デビューを果たし、その低価格、怪しいパッケージ、思いの外の高音質ということで人気となったのですが、私はいろんな中華イヤホンを聴いてきましたが今回が初MONKとなります。

 

到着時はいつも通りな感じです。

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この価格にもかかわらず、2.5mm→3.5mm3極、2.5mm→3.5mm4極の変換ケーブルが附属しています。造りはそこそこですが、買うとそれなりの価格ですので、ありがたいですね。

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イヤホンケースはちょっとオシャレな感じです。

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じゃん!

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箱出し直後の感想ですが、バランス接続のせいか、やや低音が過多でボワつく気がしますが、そのうちに晴れてくることを期待しておきます。

Unique Melody MAVIS Ⅱ 到着篇

みんな大好きUnique Melodyの新作です。

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MAVERICK Ⅱと同時発売ということもあり、あまり購入報告を見なかったのですが、このカラーリングにやられました。先代のMAVISはあまり刺激がなくて手放してしまったのに性懲りもなくという気もしますが、どのように変ったのかも気になるところではあります。

www.mixwave.co.jp

パッケージ、附属品はいつも通りですね。MAVERICK+のようにメタルケースが黒ではなく、レッド系だったりするとさらに喜ばしかったのですが。

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とりあえず開封したての出音はTL上で言われていたように、優等生という感じですかね。前作に比べると高域が伸びて、音が広がる感じで悪くないです。

もう少し聴き込んでからレビューしたいと思います。

 

Klipsch XR8i

 Klipsch XR8iはKlipsch初のハイブリッド型のイヤホンで、1BA1DDの構成のようです。Klipschの他のイヤホンと同様にスマートフォン用のリモコン・マイクが付いたケーブルで、着脱はできません。日本ではこれがネックになってマニアには受けないようですが、iPhoneでちょっと音楽を聴くに便利なのかなと思います。まぁその用途のイヤホンにしてはお高いですね。こちらのイヤホンも定価では39,800円だそうですが、生産終了になったためか、期間限定で78%オフの9,800円で公式サイトで販売されていたものを購入しました。この価格ならiPhone専用にできます。

www.klipsch.jp

デザインはガンメタルでカッコいいのですが、結構筐体がでかく、ちょっと耳への収まりが悪いです。附属のKlipsch定番の楕円のイヤーピースではちょっと安定しません。他のイヤーピースをと思いましたが、ステムがかなり細いので、定番?のSpinFitやfinal E、スパイラルドットは無理なようです。Crystal Tipsの細軸用ならいけるかな、という感じです。

また、ケーブルが結構硬くて取り回しが悪そうです。使っているうちに改善するかなぁ。

 

音はハイブリッドらしいドンシャリです。現時点では、ちょっとボーカルが引っ込む感じですかね。こちらも改善すればいいのですが。明瞭感、解像感は高そうで、音場は左右にはそこそこ拡がりますが、特別に広いわけでは無い感じです。

 

リモコン付きなのでプラグは3.5mmの4極なので、プレイヤーによっては不都合があるかもしれませんが、DX200では問題なく使えました。まぁリモコンは効きませんが。

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Astell & Kern AK70 Black

みんな大好きAK70です。

ただ色が日本では販売されていないブラックになります。下記の英国のアマゾンでは499£ということなので、2月21日時点でのレートでは約7万円と、国内価格に比してもかなり割高になりますね。また、日本への発送は行ってくれません。

日本では標準のミスティミントに加え、True Blue、Mirage White、Twilight Roseと限定といいながら多色展開されていますが、英国ではミスティミント(単にGreenと表記されています)とこのブラックだけです。

 

こちらはいつもお世話になっている小倉 彬さん@ogura_akiTwitterで不要とつぶやかれたので、つい手を挙げてしまい、入手した次第です。AK70を購入するのはこれで三度目なんですが、今回は日常的にプレイヤーとして使うというよりも、このブログをはじめ、イヤホン・ヘッドフォンのレビュー用に置いておこうかと考えています。ホントにAK70をお持ちの方が多いので、AK70ではこう聴こえる、と説明するほうが伝わりやすいかなと思っています。

ちなみに購入価格は英Amazonの販売価格よりは安く、国内販売価格よりは高くといった感じでした。

www.amazon.co.uk

機能的には新たに書くことも無いので、あまりうまくはありませんが、写真を載せておきます。やはりローレット状のボリュームに赤いラインというのがワンポイントになっていますね。

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サイズ的、カラー的に初代のAK100、AK120を思い出しました。地味ですがカッコいいので、今度こそ長く使っていきたいと思います。

JH Audio TriFi

少し前になりますが、いい意味でも悪い意味でも評判になったJH Audio TriFiです。

www.mixwave.co.jp

買おうと思っていたのですが、代わりに同じJH Audio MICHELLEを買った経過は以前にブログに書かせていただきました。

kiliko3611.hatenablog.com

発売時は63,600円という価格も中古で40,000円前後と落ち着いてきたこともあり、初志貫徹?ではありませんが、今回、購入した次第です。

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見た目はブルー系のラメでなかなか美しいです。Triple Fi10がやはりブルー系のデザインだったので、このあたりは踏襲しているんでしょうね。Right側にJH Audioのロゴ、Left側が機種名のロゴとなっています。このデザインが気に入るかどうかは人それぞれだと思いますが、個人的にはなんとかならなかったかなぁと思います。特に『TriFi』のロゴはちょっとテキトー感すら漂っているような…まぁ少なくとも価格に見合う高級感?は無いように思います。

形状は後継機種?のMICHELLEや最近に販売されたROXANNEやJH13V2 PROなどと同系統のデザインで、ステムが長く伸びていて、装着時は耳の奥に入れる感じで、以前に所有していた同社のRosieなどのSIREN SERIESとかに比べるとかなり安定してると思います。

ケーブルは通常のカスタムイヤホンと同じ2pinで、JH Audioの高級機のケーブルの4pinでVariable Bass機能付きのものとは違います。リケーブル時には選択肢も多いし、価格も比較的安価で入手できそうです。附属のケーブルは結構細いので取り回しは悪くないのですが、絡まりやすいのが難点です。

 

実際の試聴は附属のイヤーピースのMサイズ、DAPはAK70、試聴曲はいつもの通り以下の曲になります。

・I.G.Y./Donald Fagen(16bit/44.1kHz)

・十戒(1984) 30th anniversary mix/中森明菜(24bit/96.0kHz)

・金田 KANEDA Symphonnic Suite AKIRA 2016/芸能山城組(24bit/192.0kHz)

・April Rain/Delain(16bit/44.1kHz)

正直なところ、散々あちらこちらで言われてきた「こもり」を期待?して聞き始めたのですが、特にこもっているとは感じません。クリアとは言い難いかもしれませんが、それなりに解像度もあります。言われているほど悪くないというか、普通にいい感じです。低音の締りもありますし、そんなにボワボワした感じはありません。低域が苦手な人にはやや過多に感じられるかもしれませんが。高域は特別に伸びるわけはありませんが、しっかりと出ています。また、ボーカルは近く、音はそこそこ左右に回り込む感じで拡がります。

DAPをibasso DX200に変えた時も基本的な印象は変わりません。さらに低音が締まったというところでしょうか。

2.5mmバランス接続でも聴いてみましたが、使用したケーブル、Effect Audio ARES Ⅱの特性もあってか、低音がさらに締まった感じで、悪くありませんが、ちょっとTriFi本来?の音と違うように思います。

 

「こもり」対策として、銅線、銀線、両方のハイブリッドといろんなケーブルを用意していたのですが、特に必要は無かったです。良かったような残念なような…

ちなみにやはりTriFiにいい印象を持っていなかった方にも聴いていただいたのですが、音量を下げるとこもる感じはあるけれど、通常の音楽を聴く時のボリュームに上げると特にこもりは感じなかったようです。私だけの印象でなくて良かった。

 

こうして「こもり」イヤホンの悪評は払拭できた?TriFiですが、さてレギュラー陣に加えて使うかというとそんなことは無かったりします。MICHELLEと一緒で、これ!といった特徴に欠けますので、メタル好きとしては、もう少し上も下も伸びてほしいかなと。オールマイティでどんな曲にもそこそこ合うので、このイヤホン一本でいくならアリだと思いますが。

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ibasso DX200 アップデート V1.3.60

遅ればせながら1月22日に公表されたFirmware V1.3.60にアップデートしました。

 

ibassoの公式ホームページのDOWNLOADからZipファイル346.61MBをダウンロードし、解凍します。

DOWNLOAD-iBasso

展開されたフォルダにはDX200-1.3.60-ota.zipとreadme.txtの二種類のファイルがあります。前回のアップデート時のファイルはDX200-ota-1.2.44.zipだったので、数字とotaの文字順が違うなと思いつつ、zipファイルをDX200のMicroSDカードにコピーし、前回のアップデートと同様に、設定のタブレット情報→システムアップデート→Local update→MicroSDカード→DX200-1.3.60-ota.zipを選択→updateと進みますが、案の定?アップデートができません。DX200-1.3.60-ota.zipをDX200-ota-1.3.60.zipと名称を変更し、同様の手順に進むと順調にアップデートが始まりました。何だかなぁ。

設定のタブレット情報のビルド番号が1.3.60になっていることを確認して終了です。作業時間は5分程度でしょうか。

 

readme.txtにはアップデートの仕方とアップデート内容が書かれています。今回のアップデートでは以下の通りです。

1. DoP output function added to SPDIF port.
2. Added battery percentage to notification bar.
3. Added clock on Mango OS.
4. Improved physical buttons compatibility for third party player APPs.

 

前回のアップデートで割と満足していたのですが、今回のアップデートについてもまた報告していきたいと思います。

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