中華ケーブルいろいろ

Fiio X7 MKⅡのアンプをAM3からAM5に換えたため、ケーブルも2.5mmから3.5mmに変える必要があったので、AliExpressやAmazon等で安めのケーブルを購入してみました。

イヤホンがMMCX対応のROSE Cappuccino 2+2C及びEchobox THE NOMAD N1、2pin対応がROSE BR5 mk2、KINERA H3とあまり一般的ではないので参考にはならないかもしれませんが、感想を書かせていただきました。
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MMCX

NICEHCK High Quality Silver Plating Cable Earphone Upgrade MMCX Cable  15ドル

こちらは以前に購入したSENFER XBA 6in1を購入した際に附属していたケーブルです。

銀メッキということに対する先入観もあるのか、ややすっきり解像感が高くなった気がしますが、あまり変化を感じさせないケーブルだと思います。

やや固さがあって癖が付きやすいので取り回しはちょっと良くないかも。耳掛け部分にワイヤー等で型がつけられていないタイプです。

 

NICEHCK High Quality Custom Made Silver and Copper Mixed Earphone Upgrade Cable 39ドル

こちらのケーブルはAmazonで販売されているBubble Owl 銅銀ハイブリッドイヤホンケーブルと同じかと思います。

音としてはかなり素直な感じで、あまり附属のケーブルから変化を感じません。少しすっきりした気はするので、やや解像度はアップするのかなとは思いますが。

取り回しは悪くないのですが、耳掛け部分に型が付いておらず、SHURE掛けしないイヤホンにはいいのですが、それ以外だとちょっとケーブルが落ち着かない感じです。

 

NICEHCK 8-cores Plating Gold Cable 2.5mm Balanced Plug Earphone Cable 137ドル

最初の印象では高域が伸びて音場が左右に広がる感じ。低域は深くなったかもしれませんが、量感は減ったように思います。

普通の柔らかい紐かと思うぐらい取り回しが良くて感動です。

Cappuccinoとはあまり相性がよくないかなぁ。

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Easy 8 Core Earphone Upgrade Silver Plated Cable 59ドル

こちらはAmazonでの購入となります。AliExpressで買うより早く入手できるかと思います。

銀メッキということですが、やや濃厚になる感じで、イヤホンを選ぶ感じがします。今のところはNOMADと合わせています。

ケーブルは太く感じますが、取り回しは悪くありません。
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2pin

NICEHCK 3.5mm 8-core 7N Single Crystal Copper Cable 99ドル

こちらはパーツの色が違うだけで、先の金メッキケーブルと作りが同じですね。見た目はかなりいいです。

音についても、やや濃厚にはなりますが見晴らしも悪くなく、高中低のいずれも伸びたように感じます。ちょっと長時間のリスニングには聴き疲れするかもしれません。現時点ではBR5 mk2に使っています。

取り回しも金メッキケーブル同様非常に良い感じです。
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NiceHCK 4-cell Single Crystal Copper Plated Silver Cable Earphone Upgrade Cable Silver With Black Mixed 30ドル

中低域の量がやや増えたように感じます。Primal FearやHammerfallあたりを聴くと良い感じ。解像感はさほど感じず、曲によってはやや粗さを感じてしまいますが、価格的には悪くない感じです。KINERA H3に使っています。

取り回しは普通に良い感じ。
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NICEHCK 6-cores Single Crystal Copper Plated Silver Earphone Upgrade Cable 59ドル

かなり高域が伸びる感じで、やや刺さる感じもします。硬質な音、といったところでしょうか。かなりイヤホンを選びますね。

線が固いので、取り回しはやや悪いように感じます。
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以上が第一印象に近い各ケーブルの印象です。長期間使っているとまた違う感想になるかもしれません。

いろいろ聴いてみて、ケーブルもDAPと同じで、あまり主張が強すぎるとイヤホン本来の音的なものを感じにくくなるので考えものですね。相性も考えながら、使っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

ROSE Cappuccino 2+2C 到着

またまた買い戻してしまいました。最近は手持ちのイヤホンが高域寄りばかりになっていたので、久しぶりに低域がしっかりしたのが欲しくなったのですが、私のあまり多いとは言えない試聴体験の中で、やはりここ一年ぐらいで低域が楽しいイヤホンといえばこのCappuccinoを凌駕するものに出会えませんでした。

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購入はいつもながらNiceHCK Audio Storeから。7月31日に注文して、8月16日に、イヤホンが完成したけどオーダーの2pinじゃなくてMMCXで出来上がったけどどうしようとメッセージがありました。手持ちのリケーブル用がすべて2pinなので、えーと思ったのですが、また半月以上待つのもイヤだったので、MMCXでオッケーとしました。この辺りは中華らしいというか、ROSEらしいというか、ですね。で、セラーからはお詫びとしてMMCX用のケーブルをおまけでいただきました。

 

今回は赤系のカラーでお願いしてみました。デザイン的には満足です。Tuning Switchは黒いパーツとなっています。

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音はもう言うことなしです。まだ箱出し直後なので、高域がややおとなしいですが、これから伸びてくることを期待します。特に、Fiio X7 MKⅡ(AM5)のハイパワーにより制動された低域が気持ちいいです。GRANBEATでは聴き始めは音場が広いように感じますが、だらーと無駄に広い感じなので、このあたりも(耳)エージングで改善されると思います。

Oriolus BD10(CEIBA)&BA10(OAK)

こちらは発表時から気にはなっていたのですが、セットでの価格と、実際に持ち出せるように思えなかったため購入には至りませんでした。最近になってTwitterでレンタルできること知ったため、いそいそとお借りした次第です。

www.cyras.jp

注文時に本人確認にために免許証等のデータを送付しなければならなかったり、商品の受取時に同様の書類を提示する必要があるなど、通常の購入とはやや趣が違います。面倒だなぁ思わなくもありませんが、最近のイベント等でのイヤホン盗難の事例を思えば、これぐらいの手間は仕方ないのでしょう。あとは1週間のレンタルに3,000円が高いと思うか安いと思うかですね。

重いです。二つで650gですので、DAPを合わせると800g強ですね。持ち歩くのであればかなりの根性が必要かも。

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またBD10はMicro USBで充電可能ですが、BA10は巨大な充電器を見ると、据置き?と思ってしまいます。BD10も充電用とデータ用のUSBが分かれていますので、据置き時?にはバッテリーを使用せずに使うことが可能です。常時は据置きで、気合を入れた時はポータブルで、というのが良さそうです。

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ちなみにCEIBAOAKも木の名称なんですね。なんかの略称かと思ってました

スペックは以下の通りです。

BD10(CEIBA)

製品型番 : BD10 (CEIBA) 
周波数特性 : 12.5Hz ~ 20kHz、+/- 0.1db (アンプ) 
S/N 比 : 118dB (アンプ) 
デジタル入力 : USB 最大 PCM32bit/384kHz、 DSD256 
OPT/COA 最大 PCM24bit/192kHz 
最大出力 : 340mW + 340mW (32Ω)
電源 : 内蔵リチウムポリマーバッテリー 
電池持続時間 : 連続約 23 時間 (アンプ)/ 10 時間 (DAC)
充電時間 : 約11時間 
推奨ヘッドホンインビーダンス : 8 ~ 300Ω 
寸法・質量 : W75×H21.5×D135mm , 290g 

BA10(OAK)

製品型番 : BA10 (OAK) THD+N : 0.05 % S/N 比 : 110dB 
最大出力 : 250mW + 250mW (32Ω) 
電源 : 内蔵リチウムポリマーバッテリー 
電池持続時間 : 連続 7 時間 
推奨ヘッドホンインビーダンス : 8 ~ 300Ω
寸法・質量 : W74×H26×D135mm , 350g 

BD10はUSBに光、アナログ接続まで、様々な機器との接続が可能です。Fiio X7 MKⅡのデジタルアウトは変換ケーブルが必要となるため、今回は試せなかったのが残念です。

 

音質については下記の通りです。イヤホンはあんまり一般的ではなくて申し訳ありませんが、1216.ears 4RM、ROSE BR5 mk2、Echobox THE NOMAD N1を使用しました。

 

 BD10+BA10+GRANBEAT

  • Micro USBにOTGケーブルを利用して接続。接続後にBD10をスイッチオンするとGRANBEATに確認画面が出てきます。
  • 3.5mmシングルアウトでの出音は高域も低域も伸びる感じで見晴らしがいいですが、まぁそれぞれのイヤホンの特徴の延長線上の音といった感じです。
  • 2.5mmバランスアウトでの出音がこの機器の真骨頂でしょう。解像度、高域の伸びもさることながら、低音の深さ、沈み込みが素晴らしい。ちょっとしばらくはイヤホンを耳から外したくないと真剣に思いました。
  • シングルアウト、バランスアウトいずれにも言えるのは、Oriolusというか、ibassoのアンプに抱いているパワフルな低音というイメージではなく、高解像度ですっきりした出音が特徴のように思います。デュアル真空管ということですが、真空管と聞いて想像する暖かさはあまり感じられません。

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 BD10+GRANBEAT

  • BD10はDACアンプなので3.5mmシングルアウトでイヤホン等を接続できます。また、3.5mmシングルアウトでラインアウトできるようですが、折角のバランス対応DACなので、あまり必要なかったんじゃと思わなくもありません。まぁBD10単独での使用というのはあまり考えられませんが、一応聴いておきました。
  • 個人的にはほとんど違いが感じられません。ゲインを二段階に切り替えできますので、ハイゲインが必要なヘッドフォン等には有用かもしれませんが。

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 BA10+Fiio X7 MKⅡ

  • こちらはアナログ接続での使用になります。三段での使用に比べれば、まぁまぁコンパクトに収まる感じがしますので、自宅では三段、ポータブル時は二段というのはありかもしれません。
  • BD10+BA10+GRANBEATで聴いた時よりもやや解像度は落ちるかなという気はしますが悪くはありません。ちゃんとBA10を通した違いが感じられます。やや解像度が落ちる分、聴き疲れしにくいかもしれません。
  • ただ、やはりBA10の前面のど真ん中にBD10との接続端子が鎮座している関係上、あくまでもセットで使用が前提なんだなぁと改めて痛感してしまいます。

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音質的にはかなりの満足感がある機種ではありますが、やはりポータブルは難しそうなので、購入はしないと思います。一通り聴いた後で、Fiio X7 MKⅡ(AM3)で聴いてみたのですが、こちらのDACがES9028PROとBD10よりは後発のDACですが、デュアルとシングルの差はあるものの、比較的傾向は同じなのかなと思っています。あくまでもイメージですが、BD10+BA10>BA10>Fiio X7 MKⅡという感じかなと。

まぁスケールダウンはしてしまいますが、ポータブルではFiio X7 MKⅡ単体でいいかなと確認した次第です、ちゃんちゃん。

 

Echobox THE NOMAD N1 到着

先日にTwitterで仲良くしていただいている方に聴かせていただき、その硬質できれいな高域が気に入ったので購入した次第です。まだ国内では販売されていないため、Echoboxのサイトからの購入です。今はプレオーダーということで100ドルお安い299ドルにて購入可能です。日本でも販売されるようですが、5万円程度でしょうか。

The Nomad (Pre-Order)echoboxaudio.com

8月3日に注文して到着が同7日。発送はDHLになります。イヤホン代299ドルに送料が18ドル、支払はPayPalで日本で36K円程度です。それとは別に、到着時に関税として2,800円を支払いました。 f:id:kiliko3611:20170808093738j:image

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ケーブルはiPhone用かAndroid用のリモコンケーブルを選択できたので後者を選びました。GRANBEATはもちろんのこと、Fiio X7 MKⅡでも使用可能です。

このケーブルの装着感がとても良いため、ちょっとリケーブルするかどうかは悩むところです。

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到着時はノズルがシルバー(Bass)が装着されていることもあり、かなりメリハリの効いたドンシャリっぽい感じの音です。

ノズルやイヤーピースをいろいろ試して、好みの音に近づけたいと思います。

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PW AUDIO Copper 28 CIEM 2pin 2.5mm Balanced

ROSE BR5 mk2用に購入しました。ROSEはイヤホンの出来はかなりいい感じなんですが、どうも附属のケーブルがいまひとつな気がします。ケーブル自体は悪くないのかもしれませんが、左右の区別がつかないのがどうの気になって…。

ケーブルもいろいろと選択肢があるのですが、こちらが新製品ということで買ってみました。こちらの上位機種?のNo.5 JP ver.というのは何点か使用しましたが、なかなか取り回しが良かったので、こちらにもそれを期待しての購入です。

 

価格の割にしっかりとしたパッケージです。

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予想以上に柔らかいケーブルで取り回しはかなりいいです。手持ちのイヤホンを全部これでリケーブルしたい感じ。

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音質的にはNo.5が比較的柔らかい低音が特徴だったように記憶していますが、そちらに比べるとかなりあっさりした感じです。濃い音を好まれる方には合わないかもしれません。

Fiio X7 MKⅡ 使用感篇

Fiio X7 MKⅡはデザインはX5 3rdに近くなったので、物理ボタン類の配置もほぼ同様かと思いますので、大きく操作感が変った感じは無いのではと思っています。まぁ手放して結構経つので、自分のブログを見ながら思い出してる状態ですが。

kiliko3611.hatenablog.com

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大きく変ったのはX5 3rdでは右側についていた電源ボタンと下部にあったLINE OUTがX7 MKⅡでは上部に移ったぐらいでしょうか。先日に何人かの方にお聴きいただいた時に、X5 3rdに比べてボリュームのトルク感が軽くなったという話もありましたが、個体差かもしれません。

もうひとつは割とどうでもいい違いですが、X5 3rdの電源スイッチは確か青く光ったと思うのですが、X7 MKⅡのボタンは光りません。これはX7は初代から本体?とアンプ部の間がステータスLEDという名称で明るさや充電中及び動作中の点灯するかどうかを設定できるようになっているからでしょうね。

 

先代のX7からはかなりボタン類の配置は変っており、下の表のような感じです。おかげで両方を使うとつい押し間違いをしてしまいます。

                                X7                            X7 MKⅡ
上部 LINE/COAX OUT LINE/COAX OUT、Power
右側 Previous track/Next track、Play/Pause Micro SD card slot
左側 Volume、Power、Micro SD card slot Play/Pause、Volume、Previous Track/Next Track
下部 Phone Out、Micro USB Phone Out、Micro USB

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実際にここ数日使用しての感想は上記のように時々押し間違いをしてしまいますが、特に問題なく使用できています。

ただ、これはX7と錯覚してではなく、僕のもう一台のDAPGRANBEATと間違ったのか、単に上下を間違ったのか、一度だけLINEOUTにイヤホンを挿してしまいましたが。

TFZ MY LOVE Ⅱ 到着篇

AliExpressのNiceHCK Audio Storeから購入しました。7月23日に注文して8月1日の到着です。チャイナポストにしては早かったように思います。

 

前のTFZ MY LOVEは中華イヤホン界隈の人?は殆どが買ってるんじゃないかというぐらいの盛り上がりでしたが、今回はそこまでの熱気がありません。残念です。価格もそんなに変わらないので、きっと今回はTシャツがおまけじゃないからですかね。

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デザインは前回以上にキラキラ感がマシマシで、ちょっと私にはキビシイかなぁと思わなくもありません。また、デザイン以上に今回はリケーブルが可能になったのも大きな違いかと思います。ただ、これはそんな突き詰めて聴くイヤホンじゃないよなとも思いますが。

 

パッケージもスペシャルな感じ?最近のTFZのパッケージングです。とりあえず、附属品もパッケージもホワイトです。私は選びませんでしたが、今回はイヤホン本体のデザインもホワイトバージョンがあるので、イメージカラーがホワイトなんですね。

ケーブル、イヤピもホワイト。ホワイトのフォームタイプのイヤピも附属しています。ケーブルはかなり固く、力を入れる必要がありました。

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音の第一印象は至って真っ当な感じで、ある意味、個性に欠ける感じです。以前のTFZのような低音が強いということもないので、こちらも最近のExclusiveモデルと同傾向かとも思いましたが、そこまでも高域が主張する感じではありません。今回はどのモデルをベースにしているのでしょうかね。ちょっと調べたけれど分かりませんでした。