Echobox Nomad N1 IEM
Massdropにてかなりお安く入手。オーダーは1月27日で発送は2月6日、到着は18日でした。DHL eCommerceはチャイナポスト並みに日数がかかりますね。価格は送料込みで155.13ドル、日本円で18,000円弱というところです。
個人的によくあるパターンですが、Nomad N1も二回目の入手で、2017年7月にEchoboxのオンラインショップから購入しました。特に音質的に不満は無かったにもかかわらず手放したのは、イヤホンがたくさんあって使う機会が無かったからのように記憶しています。
発売からそれなりに日数が経っていますが、いまのところ国内販売の話は聞かないので、このまま知る人ぞ知るイヤホンになってしまうのかもしれません。
パッケージや附属品は前回と同様ですが、筐体がぱっと見た感じでカラーが変化しています。よりキラキラしたシルバーの筐体に。個人的には落ち着いた前の雰囲気の方が空きなのですが、カラーだけではなく、音質も変化しているらしくて、ニューバージョンの方がバランスの取れた音質だそうです。
パッケージ。
附属品。ケーブルは音質は悪くはありませんがMic付きなので精神衛生上使用していません。
筐体。ズッシリと重量感があります。
イヤーピースはRHAのデュアル・デンシティシリコンイヤーピースのMサイズを使っています。装着感は申し分なく、少々動いてもずれることもありません。パッケージにはカスタムイヤーピースの案内も同封されていましたが、必要性を感じない装着感です。
音質は硬質、明瞭、伸びる高域と締まった低音、良い意味で究極のドンシャリイヤホンだと思っています。スッキリしていますが中低域に厚みも感じられ、私の好物のHR/HMにはぴったりです。
Nomad N1の特色のひとつにフィルターを交換できる、というのがありますが、割とわかりやすく、変化がはっきりとしているように思います。
購入時に装着されているシルバーは低音増、ブラックはバランスが良いノーマルタイプ、レッドは高域を強化するように思います。音質は既にいろんなところでレビューがあるように、超高解像度、深く締まった低域と硬めの音質、曲を選ぶかもしれませんが、大好きな音質です。まぁジャズやクラシック系には合わないのでは、という印象です。
フィルターの選択に関しては悩むところで、ブラックのオールマイティな音を選ぶか、曲によってはどハマリするレッドにするか。イメージとしてはブラックとレッドの中間あたりを期待したいので、ケーブル交換をちょっといろいろ試してみます。
Yinyoo YYX4810、単結晶銅4芯ケーブル。レッドフィルターでも刺さりは感じられず、適度な中低域の太さも感じられます。曲によってはもうちょい高域の煌めきが欲しい気もしますが。
NICEHCK CY1、純銀8芯ケーブル。曲によってはちょっと線が細く感じる気もしますが悪くはないです。
Yinyoo YYX4744。OFC8芯ケーブル。派手になります。ちょっと派手すぎて落ち着きませんね。
ということでYYX4810、レッドフィルターで使っています。今後も組み合わせをいろいろ試していきたいと思います。
TINHIFI T3
TINHIFI T3は1BA+1DDのTin Audio初のハイブリッドタイプとなります。AliExpressで69.90ドル、Amazonでは7,999円にて販売されています。
Tin Audioのイヤホンは以前にT2を購入しています。T2はデュアルダイナミックドライバという触れ込みだったので、厚みのある音を勝手に期待して注文したのですが、1BA機を思わせる解像感の高い、中~高域をきれいに聴かせてくれるイヤホンで、当方が好きなHR/HMには合わないなぁという評価をしておりました。
その後にT2のバージョンアップ版としてT2 Proが発売されましたが、こちらはT2からさらに高域を伸ばすタイプのようだったので購入していません。
T3のスペックは下記の通りになります。
Driver unit: 10mm dynamic + Knowles BA
Frequency response: 10–40,000 Hz
Sensitivity: 95 dB +/- 3dB
Impedance: 16 ohms
Plug: ⅛ in (3.5 mm) carbon
Cable: 4.1 ft (1.25 m) 5N 8-core OFC-plated silver
Interface: MMCX
DDの説明にPU+PEK Dynamic diaphragmとあるのですが、PUはポリウレタン、PEKはポリエーテルケトンの略でダイヤフラムの素材なんでしょうか。T2がデュアルダイナミックドライバということで、10mm woofer + 6mm tweeterの構成でしたが、T3のDDは10mm一つです。
パッケージはT2と同じ雰囲気です。
附属品。
イヤホンのデザインもT2とほぼ同じかなと思いましたが、画像を見比べると細部は異なっているようです。
とりあえず附属のケーブルで聴いています。イヤーピースはいつも通りRHAのMサイズで。使用したDAPはiBasso DX200(AMP1)及びiriver AK70 MKⅡになります。
シュア掛けでもケーブルを垂らすスタイルでも使用できたT2とは違い、ケーブル形状からシュア掛けで装着するスタイルです。装着感は悪くありません。金属筐体なのでこの時期は装着するとひんやりします。
箱出し直後はT2と同様に解像感が高く、すっきりとした中・高域が得意なイヤホンかなという印象です。ただ、T2とが違い、しっかりと締まった低音が下支えしている感じで、音に芯が通った印象です。よくある中華ハイブリッドのドンシャリ系ではなく、ハイブリッドらしさをあまり感じません。T2と大きく音のキャラクターを変えてきてはいませんが、より高音質に、より一般的になったかと思います。
ケーブルを交換して試聴してみました。いずれも2.5mmバランス接続になります。使用したDAPはiriver AK70 MKⅡです。
Yinyoo YYX4744、8芯OFCケーブル、通称中華キンバーです。こちらは高低ともに派手めな音になるという印象のケーブルですが、中低域が強くなったように感じます。予想通り派手で楽しく感じますがちょっと聴き疲れしそう。音場的には広くもなく狭くもなくといったところでしょうか。
Yinyoo YYX4810、単結晶銅4芯ケーブル。印象としては質実剛健といいますか、地味だけどしっかりと仕事するタイプのような印象ですが、見た感じも筐体のカラーと合っていい感じです。こちらも標準のケーブルと比べると低域が強化されますが、YYX4744とは違い煩く感じるわけではなく、全体的にパワーアップしたように思います。ちょっと標準のままではすっきりしすぎという方にはいいかも。
NICEHCK CY1、8芯純銀ケーブルです。純銀かどうかはわかりませんが、音は確かに銀っぽい高域の伸びと低域の締りが感じられるケーブルです。 予想通り高域がかなり派手になる感じで、低域は締まった感じで、附属のケーブルと各音域はもっとも近しい感じです。
個人的には現時点ではCY1が好きかなと思っていますが、適当な耳なのですぐに違う感想になるかもしれませんので、あまり気にしないでいただけるとありがたいです。
TFZ GALAXY T2 IEM
少し前から中華イヤホン好きでは評判になっていたのですが、なんか買い逃していたところ、Massdropで見かけたので注文?してみました。
1月10日に注文して発送は1月25日、到着は2月12日でした。国内に着いてから一週間ぐらい動きが無かったので、予想以上に日数がかかりました。価格は本体が39.18ドル、送料が5ドルということで日本円では5,000円程度でしょうか。
AliExpressやAmazonでも販売されており、また先日からT2Gと名前を変えて国内販売も始まっています。国内販売は三色展開で、今回に購入したゴールドは無い模様です。
パッケージは本体が見えるパターン。
附属品はケーブル、イヤーピース等いつも通りな感じです。
フェイスプレートが傷つかないように購入時は保護シールが貼られています。
見た目も悪くない感じです。
附属ケーブルの耳掛け部の反発が強くてうまく装着できないので、手持ちのYinyoo YYx4750に交換しました。イヤーピースもAcoustune AET07に。
箱出し直後は明瞭感、解像感は高いものの、良いけどあまり面白くないなぁという感じだったのですが、一晩鳴らしこんでおくとパワフルさが増していい感じです。
TFZ T2 Galaxy インイヤーイヤホン ダイナミックドライバー HiFiモニターバス ノイズキャンセリングヘッドセット T2
- 出版社/メーカー: THE FRAGRANT ZITHER
- メディア: エレクトロニクス
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Wooeasy Chinese New Year's Lucky Bag On Sale During Jan 28th--29th Yinyoo D2B4
AliExpressのショップ、Easy Earphonesの旧正月福袋です。89.99ドルということで日本円では10,000円ぐらいですかね。
こちらの福袋は前回のブラックフライデー福袋と同様にみんな同じ内容なのでちょっと面白みには欠けます。Yinyoo D2B4は現時点でAliExpressでは149ドル、Amazonでは15,600円で販売されていますので、お得だったのではないでしょうか。
スペックは下記の通りです。名は体をあらわすではありませんが、製品名がそのままドライバー数を示しています。
1. Product Name: Yinyoo D2B4 In-ear Earphone
2. Brand:Yinyoo
3. Model: D2B4
4. Earphone type: In-ear
5. Impedance: 19Ω
6. Earphone sensitivity: 102dB/mW
7. Frequency range: 20-40KHz
8.Distortion:12%
9. Interface: 3.5mm Gilded
10.Connector:MMCX Connector
11.Plug Type:Line Type
12.Cable Length: 1.2m±3cm
13.Color:Black, Blue
14.Whether with cable: yes
15. Whether with mic : no
16.Whether can replacement cable: Yes
17.Cable Material 4 core silver plated
18.Driver unit:10mm Graphene Diaphragm Dynamic Driver;2 combination balanced armature midrange drivers;2combination balanced armature high frequency drivers
BGVP DMGとドライバー構成は同じですが、D2B4はノズルを交換することはできません。
オーダーは1月28日で到着が2月6日をチャイナポストにしては早かったなという感じです。
パッケージ
附属品はイヤホンケース、イヤーピース。ケーブルは最初からイヤホンに装着されていました。
ケーブルが割とゴムっぽくてでびよんびよんする感じで苦手だったので交換しようとしたところ、右側のケーブルのMMCXコネクタのオス側のパーツがメス側に残ってしまうトラブルが発生。
老眼にムチ打って精密ドライバーで除去しました。ちょっとごそごそしたのでMMCXメス側コネクタを破損していないか気になりましたが、大丈夫でした。附属のケーブルは残念ながら使えなくなりましたが。
デザインはシンプルで悪くはありませんが、もうちょっと飾りがあるといいかなと思います。黒ということもあって、LZ-A6”黒将軍”に似ていると思うのは気のせいでしょうか。
今のところはケーブルは中華キンバー風ケーブルことYinyoo YYX4744、イヤーピースは附属のMサイズを使用しています。
まだ一晩鳴らしただけで箱出し直後の音ですが、ケーブルのせいもあってかDMGよりは濃い目で派手なように感じます。明瞭感、解像感はそこそこですが、曲によりますが、音の拡がりはあまりない感じかもしれません。やや低域寄りで、曲によってはボーカルが凹む感じです。iBasso DX200(AMP1)の2.5mmバランスアウトでの感想です。
もうしばらく使って様子をみたいと思います。
追記
ケーブルを交換して試聴してみました。いずれも2.5mmバランス接続になります。使用したDAPはiriver AK70 MKⅡです。
Yinyoo YYX4810、単結晶銅4芯ケーブル。銅線らしい低域の響きと拡がりが楽しい組み合わせです。
NICEHCK CY1、8芯純銀ケーブルです。やや音場が狭くなったような気がしますが、締まったスピード感のある低域がHR/HMに合うように思います。こっちもいいですねぇ。
KZ ZS7
相変わらず怒涛の新製品攻勢を続けているKZですが、購入してもあまり使うことはないので最近はちょっとご無沙汰していましたが、ZS7はカラーが好みとどんぴしゃだったので購入してしまいました。
購入はAmazonのWTSUN Audioから。価格はマイク無しケーブルを選択して5,900円ですが、よくセールをやっているので、WTSUN Audioというか、Easy EarphonesのTwitterのアカウントをフォローしとくのがいいかと思います。
AliExpressでもEasyさんをはじめ何店かで販売されており、マイク無しのバージョンで40ドル弱ということなので、保証や発送にかかる日数を考えるとAmazonで購入するほうがいいんじゃないかと思っています。
パッケージは以前よりちょっと豪華?になって蓋を開く感じに。附属品はケーブルとイヤーピースで今までと違いはありません。
このくすんだブルーが素敵です。
装着感は合う合わないがあると思います。個人的にはZS5、ZS6は筐体の角が当たって耳が痛くなるので、こちらも同様で長時間の使用は難しいかと思います。ちょっと長さのあるイヤーピースでちょっと耳から浮かす感じで使えないかなと。
附属のケーブルとイヤーピースはどうせ使わないので封を切らず、手持ちのものからいろいろ試してみました。DAPはいつも通りiBasso DX200(AMP1)で、いずれも2.5mmバランス接続となります。
ケーブルをYinyoo YYX4750、イヤーピースをSedna Mで。YYX4750はなんちゃって銀線らしいのですが、かなり高域寄りになります。まぁZS7が箱出し直後ということもあるかと思いますが。なかなか硬質な感じで好みだったのですが、硬質な感じは鳴らし込むと薄れてしまいました、残念。
ケーブルをYinyoo YYX4778、イヤーピースをRHA Mで。バランス接続のせいか、低域の量感が減ってしまって平凡な音になってしまってる気がします。
ケーブルをHCK DJY1で。中高域以下が強まって濃い音になりました。ボーカルを聴くならこの取り合わせは良い感じかも。
いずれも一長一短があるので、とりあえずYYX4750+SpinFit CP100 Mで慣らしを兼ねて使っていく予定です。
ifi audio xCAN
先日に購入したGRADO GH3はiBasso DX200でも音量は取れるのですが、アンプを使った時の音が聴いてみたくなったのと実際の運用面を考えて購入しました。
日常的にDX200はAMP3で使っています。AMP3は2.5mmのフォンアウトとラインアウトだけなので、GH3を使う時は他のアンプに交換しなくてはなりません。2.5mmフォンアウトと3.5mmのフォンアウト、ラインアウトがあるAMP1にすると接続の問題は解決するのですが、AMP3に比べるとちょっと2.5mmフォンアウトの音が痩せた感じに聴こえてしまいます。xCANは3.5mmのラインインだけでなく、2.5mmのラインインもあるため、AMP3の2.5mmラインアウトからxCANに繋ぎGH3を使用することができるというわけです。また、xCANの特徴であるBluetoothによりDX200と接続すると、DX200のAMPを気にせず、2.5mmでも3.5mmでも使用することが可能です。とっても便利。
附属品はマニュアル、ポーチ、2.5mmと3.5mmのmini-to-miniケーブル、充電用のUSBケーブル、DAP・スマホと合体時に使用するマジックテープです。小さな筐体に関わらず多機能・高出力が売りのxCANですが、パッケージに日本語のマニュアルが無いのは少々不親切な感じがあります。
附属品はDAP等と重ねるためのマジックテープ、2.5mmと3.5mmのmini-to-miniケーブル、充電用のUSBケーブルです。mini-to-miniケーブルはL字型なので運用面では有難いのですが、ちょっと音質はどうだろうと思ってしまう感じの品質です。
本体は非常に軽量で、独特なデザインで気に入っています。
前面に2.5mmと3.5mmのアウト、ボリューム、電源スイッチ、3D+・XBass Ⅱの動作確認インジケーターと同スイッチがあります。
電源スイッチを取り巻く感じでロータリータイプのボリュームがあります。電源を押す時間で通常のアンプとしての使用かBluetoothアンプとしての使用を選びます。通常使用なら緑、Bluetoothを使用する場合は青に光ります。音量の大小によっても光が変化しますが、この辺りはChord MOJOを意識したというか、似たような感じだと思います。
後ろには充電用のUSB Type-C、XBass Ⅱのモード切替スイッチ、2.5mmと3.5mmのイン端子が並びます。
サイドには特に何もありませんが、個人的には不要だと感じるハイレゾシールが貼ってあります。
端子類の並びからわかるように、DAPと重ねて使用する際は前面と後面にケーブルを挿す必要があるため、机上ではいいのですが、かばんやポケットに入れるには気を使わなくてはいけません。ちょっと持ち出すのは困難な感じです。
iBasso AMP6の3.5mmラインアウト、AMP3の2.5mmラインアウトからxCANに接続して聴いたみましたが、まだ鳴らし込みが足りないのか、パワフルさは今のところ感じられません。もともとのヘッドホン、イヤホンの音がやや力強く拡がる感じかなという程度です。
あとBluetooth機能ですが、通常のBluetoothレシーバー的な繋がりの強さを期待してはダメなようです。本体後部の黒い部分を触るだけで音が途切れますし、iCANをポケットに入れて少し移動するだけでも音切れが発生します。動かないで使う分にはあまり劣化した感じもないのでいいんですが。まぁ想定されているのはそういう使い方なんでしょうから文句を言うのは筋が違うかもしれませんが。
GRADO GH3
新年早々、元旦にeイヤホン日本橋店でヘッドホンをいろいろ購入目的で試聴してきました。気軽に使えてヘッドホンらしい開放感があるのがいいなぐらいのあまり拘りのない基準です。あまり外ではヘッドホンは使わないと思うので密閉型や大きすぎないとかは気にしていません。一応、購入候補としては下記の機種を考えていました。
・VECLOS HPS-500CSB
・beyerdynamic Aventho wired
・ULTRASONE Signature DXP
以上の機種に加えて、Pioneer DJ HDJ-X10、VECLOS HPT-700 TG、SONY MDR-1AM2、TAGO STUDIO TAKASAKI T3-01とかいろいろ試聴した結果、購入したのがGRADO GH3です。
店頭で聴く限りではお安いGRADO SR80eとそんなに違いは感じませんでしたが、やはりウッドのハウジングの見た目で選んでしまいました。また、上位機種のGH4は確かにより高音質なんですがちょっとシビアに聴くことを要求されてる感じで、ケーブルも細くて取り回しもよく、スポンジパッドで装着感が悪くないGH3の方がDAP直でお気楽に聴ける感じがあって好みです。
音質的には数時間鳴らした程度なのでまだまだだと思いますが、今のところは高域寄りで量は多くありませんが、やや深い低域が出てる感じです。ボーカルも自然な感じで近からず遠からずといったところでしょうか。
iBasso DX200のハイゲイン、ボリューム90くらいで音量は取れていますが、ちょっとアンプに繋げたくなりますよね。