Yinyoo Q70

前に購入したTRN T200が意外と言えば失礼なんですが、なかなか快適だったため、中華TWSを物色していたところ、評判が悪くない感じだったので購入してみました。

Amazonでの購入価格は4,299円でしたが、よく割引もされているようで、先ほどもチェックしてみるとプライム限定価格で3,439円でした。AliExpressのWooeasy Earphones Storeでもあまり価格は変わらないので、到着が早く返品も簡単なAmazonで購入する方がいいかと。

Amazonの購入ページがちゃんと表示されないので、こちらからどうぞ。

 

パッケージ。
f:id:kiliko3611:20191128103122j:image

附属品。取説は中国語と英語のみになります。
f:id:kiliko3611:20191128103143j:image
f:id:kiliko3611:20191128103207j:image
f:id:kiliko3611:20191128103226j:image

ケースはサイズは小さいですがちょっとずっしり感があります。

イヤホンのデザインはApple Airpodsのパクリになるのでしょうか。

 

スマホとの連携は簡単。ケースから出して青と赤のライトが交互に点滅するペアリングモードになっていることを確認して、スマホ側で設定すればあっさりと認識します。この機種もTRN T200と同様に、LとRがそれぞれ表示されます。

 

タップして可能な動作はTRN T200と比べるとボリュームのアップダウンができません。それ以外はほぼ同様なんですが、Q70は少し強めにタップする必要があります。これは使いにくいと考えるか、誤動作をしないのでいいかと思うかは人それぞれですね。

個人的には何気なく触る程度では反応しないQ70の方が安心かなと思っています。

 

切れにくさ、繋がりやすさはT200と同じ程度かと。1階と2階では途切れがちですが、隣室程度なら問題ありません。また出勤時の地下鉄車内や駅でも途切れることはありません。まぁ自分が京都市という地方住まいなので、関東圏ではまたちょっと事情が違うかもしれませんが。

 

イヤホン本体の装着感は悪くありません。イヤーピースは他社のものに交換すると、しっかりとケースに収まらず、蓋が閉まらず充電できないケースがあります。いまのところ附属品のMサイズで使用しています。

音質は中高域が目立つT200とは違い低域が強いです。かといって中高域が埋もれることはなく、中・高域もそれなりに聴こえます。価格的にもあまり過大な期待を持っていないこともあるかもしれませんが、久しぶりにボンボンした低域が楽しく感じられました。Q70を使ったあとでT200で聴くと、ちょっと物足りなさを感じてしまいます。

 

中華TWS、ますます楽しくなってきました。 

 ※追記 2019.12.06

Amazonのリンクが表示されるようになったので追加させていただきます。

 

SIMGOT EK3

SIMGOT JAPAN様 @SIMGOT_JAPAN がTwitterで試聴機によるレビューを募集されていたので応募してみました。トップバッターということで、試聴機はAmazonから届いた新品でした。約一週間試聴して自分のブログ等にレビューを掲載するということですので、第一印象プラスアルファ程度だと思っていただければ有難いです。また、私物ではないのでリケーブルや他のイヤーピースは使用していません。附属のケーブル、イヤーピースによるレビューとなります。

 

SIMGOTのイヤホンは、EN700、EN700 Pro、EM2とレビューを書いてきました。いずれも「〇〇がすごい!」というタイプではなく、音楽をリラックスして楽しめるタイプという印象でした。EN700とEN700 Proがダイナミック、EM2が1BA+1DDのハイブリッドだったのに対し、EK3は3BAということで、今までとは違う音なのかと期待が高まります。

スペック等はSIMGOTのHPをご覧になってください。

www.simgot.com

ちなみにEN700、EN700 Pro、EM2のレビューは下記になります。

kiliko3611.hatenablog.com

kiliko3611.hatenablog.com

kiliko3611.hatenablog.com

シンプルなパッケージ。
f:id:kiliko3611:20191127161205j:imagef:id:kiliko3611:20191127161416j:image

附属品はいつも通りの使い勝手の良いイヤホンケース、高域強調型とバランス型の二種類のイヤーピースなどなど。ケーブルはOCC&SPC混合ケーブルで、海外版アップグレードケーブルのようです。f:id:kiliko3611:20191127161236j:image

筐体。いつもながらSIMGOTのイヤホンは個性的で美しいですが、EK3はアクセサリー的な気がします。画像ではちょっと鱗っぽくて苦手かなと思いましたが、ハニカム(蜂の巣)だそうでとても美しいです。ブラックとホワイトの二色があるようですが、当方にお送りいただいたのはホワイトのようです。サイズ的にはそんなに小さいわけではありませんが、女性が使うと映えるだろうなぁと思わせるデザインです。f:id:kiliko3611:20191127161524j:imagef:id:kiliko3611:20191127161558j:image

EK3の特徴の一つとして二つのチューニングスイッチにより四種類に音質を変化させることが可能です。

f:id:kiliko3611:20191120140548j:plain

※SIMGOT公式サイトより

発送時は両方がオフのままの「ボーカル」モードになっていますので、しばらくはこのまま聴いてみました。イヤーピースはバランス型を使用しています。

 

装着感は良好というか、かなり良いです。附属のケーブルの耳掛け部が割としっかりとしているので、ちゃんと装着できるか気にしていたのですが、すっぽりと装着できました。遮音性は悪くなく、地下鉄車内で音楽を楽しめるレベルだと思います。f:id:kiliko3611:20191127161645j:imagef:id:kiliko3611:20191127161719j:image

音質は非常に明瞭でキラキラ感があり、ストリングスが心地いいです。当方の主食のメタルでは、Primal FearやHammerfallあたりのパワーメタルでは少し迫力不足なのは否めませんが、中域がしっかりしているためあまり不満は感じません。「ボーカル」モードですが、耳もとで聴こえるというほど近いわけではなく、程よい距離があるのは個人的には好みです。音場は狭くはありませんので、クラシックなどもそれなりにこなす優等生タイプですね。個人的にはFleet Wood MacElectric Light Orchestraあたりの懐かしのPopsを非常に心地よく聴かせてくれるのが嬉しいですね。

次に試したのはスイッチ1のみをオンにした「エアリー」モード。重低音を強化するとも書かれていますが、今のところは中域がやや濃くなったかなという感じで、あまり大きな変化は感じません。使い続けるともう少し印象が変わるかもしれませんが、これが試聴機によるレビューのつらいところ。

スイッチ2をオンにした「バランス」モードではややボーカルが遠くなる感じ。スイッチ1、2両方をオンにした「ピュアトーン」モードはドンシャリとまではいきませんが、最も派手になる印象です。

いずれにしても大きく印象が変わるというよりも少し変化するという程度ですが、ちょっと気分を変えることで長く使い続けることができそうで、自分のような飽き性の人間にはぴったりかもしれません。

f:id:kiliko3611:20191127161811j:image

EK3はBA機、3ドライバということで、今まで聴いたSIMGOTのイヤホンとは違う傾向の音になるかと思っていたのですが、ややモニター的な味付けもしながら、SIMGOTらしい「音楽を楽しむ」ためのイヤホンでした。程よく温く、クール感もあり、アタック感もあり、キツくなく、聴き疲れすることなく、音場も狭くなく、装着感がよく、見た目も美しく…要するに「心地よいイヤホン」です。

強いてウィークポイントをあげると3BAで4万円弱という価格でしょうか。最近の中華多ドラの低価格に慣れていると、ちょっとお高いかなという感じがありますが、造りや音質は価格に十分に見合ったものだと思いますので、気になる方は機会を見て試聴いただければと思います。

 

また欲しいイヤホンが一つ増えてしまいました。f:id:kiliko3611:20191127162009j:image

追記

購入は下記のAmazonのページからどうぞ。

TRN T200

TRNはホームページによると、「 HI-FIヘッドフォン、スポーツBluetoothヘッドセット、TWS Bluetoothヘッドセットおよび関連分野に従事するハイテク企業。独立したブランド製品であるODMとOEMの組み合わせです。 TRN製品はすべて、最高のパフォーマンスと耐久性を確保するため、開発プロセス中にヘッドフォン愛好家が参加しています。」(Google翻訳)だそうです。

www.trn-hifi.com

TRNのイヤホンは以前にV10とV80を購入したのですが、どちらもあまり好みの音ではなかったため早々に手放してしまい、あまり良い印象はありませんでした。それもあって、その後に発売されたV90、X6、IM2なども悪くない評判ですが、特に購入していません。今回、T200を購入したのは、元々はKZ E10を買おうと思ったのですが、(その時点では)中国からの発送で到着までに時間がかかるので、構成こそE10の4BA+1DDよりドライバ数は少ないものの、同じハイブリッドのTWSで翌日に配送されるというのが理由だったりします。値段も安いですし。

TWSは以前にBose SoundSport Free wireless headphonesを使っていたぐらいで今まであまり手を出していなかったのですが、Amazonを見るとこのT200をはじめ、たくさんのお安い中華TWSが並んでいます。この値段なので正直なところちゃんと繋がるのか?まともな音が出るのか?という興味も購入動機の一つにあったと思います。

購入はAmazonのYinyooのショップから。価格は5,980円でした。

 パッケージ。

f:id:kiliko3611:20191106162434j:plain

f:id:kiliko3611:20191106162539j:plain

附属品。取説には日本語表記も。まぁところどころ変なところもありますが。

f:id:kiliko3611:20191106162645j:plain

f:id:kiliko3611:20191106163011j:plain

筐体。プラスチック製でとても軽量。

f:id:kiliko3611:20191106162745j:plain

スマホとの接続は簡単にできましたが、接続機器にTRN T200 LとRがそれぞれ表示されます。当方のスマホだけの現象なのか、そういうものなのかは不明ですが、特に支障もなく使えていますのであまり気にしていません。また接続機器のところにバッテリー残量も表示されます。あてになるかわかりませんが、目安ぐらいになるかなと。

装着感はよく、耳にすっぽり収まる感じで、筐体が軽いこともあり、快適です。ちょっと大げさに言えば、イヤホンを付けていることを忘れるぐらい存在感がありません。

附属のイヤーピースでは低域があまり聴こえなかったため、ATE 08に変更しています。ちなみにイヤーピースを変更してもケースにしっかりと収まり、充電の妨げになりません。

左右をそれぞれタップすることで様々な操作が可能となりますが、うまくいく時と思ってもいない操作になってしまう時があります。機器の問題というよりこちらの慣れで少しは改善するかなと思っています。

音質は、最初は中高域と中低域が聴こえて真ん中が不足している感じでしたが、数時間鳴らすとまともになったように思います。どちらか言えば中高域寄りです。自宅内やカフェなどでは低域が足りないとは思わないのですが、やはり外出時にはちょっと物足りなさを感じてしまいます。音の近さはそこそこ距離感がある感じで、個人的には好みです。いずれにしてもこの価格のTWSですので、素晴らしいとは思いませんが、悪くないというのが正直なところでしょうか。

何よりもT200の良いところは、手軽にそこそこの音質で音楽を楽しめることだと思います。ケースも含めてプラスチック製ですので、高級感はまったくありませんが、軽いので、気にすることなくポケットに放り込めます。

最近、よっぽどひどい音でなければそれなりに楽しめるチープな耳だなぁと感じることが多いので、個人的には大げさに言えば目から鱗な製品でした。あとは故障しないことを祈るばかりです。

ちなみにもともと購入しようかとなやんだKZ E10はAliExpressの11.11セールでオーダーしてみました。そちらが到着すればまた比較してみたいと思います。

KZ ZS10 Pro

KZのイヤホンは発売ペースが早く、また最近はドライバー数の増加もあって価格もそれなりにしてきたので手を出してなかったのですが、ブルーのカラーに惹かれて購入してみました。

 購入はAmazonGeek Audio-JPというショップから。

 パッケージや附属品はいつものKZ製品と同様です。
f:id:kiliko3611:20190828164622j:image
f:id:kiliko3611:20190828164648j:image

筐体。もっと青が強いのかと思いましたが思いの外メタリック感が強いです。悪くはないけどもっと青くても良かったと思わなくもありません。
f:id:kiliko3611:20190828164705j:image
f:id:kiliko3611:20190828164722j:image

装着感は特に良くも悪くもなくといったところでしょうか、イヤーピース次第という感じです。箱出し直後でも特に問題なく音楽を楽しめています。明瞭感もそれなりにあり、高域・低域もそこそこ出ています。どちらかいえば中高域寄りだと思います。沈む低域やどこまでも伸びる高域なんかは価格的にも求めれらませんので、価格を考えると立派なもんだと思います。2.5mmバランス対応のケーブルに変えてみましたが大きく印象は変わらない感じです。
f:id:kiliko3611:20190828164801j:image

多くのイヤホンを所有されている方がわざわざ買うほどではないかと思いますが、見た目が気に入ったり、低価格で楽しく音楽を聴きたい方には選択肢の一つとして悪くはないと思います。

 

KB EAR KB06

しばらく低価格の中華イヤホンを買っていなかったので手を出してみました。

パッケージや附属品からKZの派生品だと思うのですが、2BA+1DDという構成でKZ製で該当するのはKZ ZSRでしょうか。ノズル部にBAが配置されているのも同様のようです。ZSRは筐体が樹脂製ですので、一部に金属を使用しているKB06とは音質は違うのかなと思っています。

 

購入はHiFiHearのAmazonのショップから。カラーは2種類、それぞれマイクの有無のケーブルが選択できます。

パッケージ

f:id:kiliko3611:20190811221533j:image

f:id:kiliko3611:20190811221545j:image

附属品はケーブルとイヤーピースと必要最小限です。ケーブルはqdcタイプです。
f:id:kiliko3611:20190811221729j:image

本体は2BA+1DDと思えないほど小ぶりです。デザインは可もなく不可もなくといったところでしょうか。画像ではわかりにくいと思いますが、前述の通りBAはノズル部分にあり、本体の小型化に寄与しているようです。

f:id:kiliko3611:20190811222135j:image

f:id:kiliko3611:20190811222145j:image

箱出し直後は腰高でDDが仕事をしていない感じです。エージング後に期待。

 

ということで30時間程度エージングしてみました。ケーブルは標準のまま。イヤーピースは附属のはいまいひとつ耳にしっくりこなかったのでATE08のMサイズに交換しました。DAPはiBasso DX220(AMP1MKⅡ)です。

中高域から中低域まではしっかり聴こえる感じで特に不満もなく音楽を楽しむことができます。強いて言えば中低域寄りかなと思わなくはありませんが、特に高域が不足しているとは感じません。音場はさほど広くなく、特にボーカル域はほどほどの近さなのでボーカル曲向けのイヤホンなのかなという印象です。特に解像感に問題がある感じもなく、こもりもありません。3,000円程度のイヤホンとしてはかなり優秀だと思います。

 

附属のケーブルがいまひとつで、絡まりやすく、また耳掛け部の反発が強いのか装着感もいまいちなのでリケーブルしてみました。使ったのはTRIPOWIN C8というケーブルのqdcタイプのプラグが2.5mmのものです。

 やや高域がきれいになったかなと思いますが大きく音質が変わったとまでは感じませんが、柔らかくて取り回しが良いのは使っていてストレスを感じません。

 

KB06、低価格ではありますがそこそこ音質が良く、ケーブルにちょっと難があるものの取り回しも良く、コストパフォーマンスは高いイヤホンだと思います。ただ、既にたくさんのイヤホンをお持ちの方にとっては使い分けするには難しいかなと思います。とりあえずあまり価格が高くなくて良い音で音楽を楽しみたいと思っている方にはお勧めできるイヤホンだと思います。

 

 

DUNU DK 3001 PRO

DUNUのイヤホンは2013年にDN-1000、2017年にFalcon-Cを購入したのに続いて三機種目になります。
昨年末のポタフェスで発売直後のDUNU DK 4001 Chi極を試聴させていただき、DUNUのお家芸と勝手に思っている魅力的な低音に心惹かれたのですが、約10万円という価格にちょっと二の足を踏んでしまいました。
この3001 PROは個人的に装着感に難があった先代3001よりかなり筐体が小型化し、4001と同様の装着感の向上が見込めたことと、3001とドライバー数も代わり、汎用性の高いケーブルを附属しているにもかかわらず5万円を切るという価格も魅力に感じ、購入した次第です。

soundearth.jp

購入はいつもの?Penon Audioから。7月23日に注文し、発送(DHL)が27日、到着が29日でした。

https://penonaudio.com/dunu-dk-3001-pro.html?page=%7Bpage%7D
パッケージ

f:id:kiliko3611:20190811220934j:image

f:id:kiliko3611:20190811221026j:image

f:id:kiliko3611:20190811221045j:image

附属品

f:id:kiliko3611:20190811221005j:image

ケーブルは4001のそれと同様に各種バランス接続が可能なプラグと交換可能となっています。ワンタッチで着脱可能で精度も高いように思います。ケーブル自体は4001が高純度OCC(単結晶銅)/ 高純度の銀線の混合線に対し、3001 PROは高純度OCCケーブルとなっており、4001のそれと比較すると細く柔らかいように感じます。f:id:kiliko3611:20190811221112j:image

イヤーピースが専用のSpinFitとのことなんですが、軸が短く硬いためかなり嵌めづらいものなんですが、通常品よりもちもちした感じ?で耳へのフィット感が高くいように思います。また、細かく高さを調節するためのスペーサーも附属しており、少々嵌めづらくてもこれを使え!と言われている感じです。

f:id:kiliko3611:20190811221139j:image

筐体自身も4001がジルコニウム合金に対し、3001 PROはステンレススチールとグレードダウンしているようです。デザインも少し変わっており、4001の方がシンプルでいい感じに思います。

ドライバー構成はどちらも4BA+1DDで、DDはどちらも13mmベリリウム振動板ダイナミックドライバ、BAは型番がわかりませんが、4001はKnowles社製高域用バランスドアーマーチュアドライバ4基、3001 PROは超高域用Knowles製バランスドアーマチュア2基・中音域~高音域用Knowles製バランスドアーマチュア2基とされているので、同じ4BAでも構成が違うようです。分解図?を見ると配置もちがいますし。

実際に音を聴いていきます。ケーブルは附属品を使いプラグは3.5mmシングルアウト用です。イヤーピースは先述の専用SpinFitのLサイズを使用しています。DAPはiBasso DX220(AMP1MKⅡ)を使用。
第一印象は中高域寄りの美音系、という感じです。音の拡がりはそこそこで、ボーカルも程よい距離感があります。音の繋がりに違和感を感じることもありません。4001を試聴した時ほど低音を感じられないのですが、まだ20時間程度しか鳴らしていませんので今後に期待したいと思います。

NICEHCK NX7

NICEHCK NX7は4BA+2DD+セラミックドライバーのハイブリッドイヤホンでありながら、Amazonでの価格が8,590円と信じられない低価格のイヤホンです。

販売時にHCKの中の人の煽りツイートが問題になったのか、アカウントが凍結されるというオマケもありましたが、そこまで煽らなくてもこの構成でこの価格なら面白いものを常に探している中華イヤホン好きなら飛びつくと思うんですけどね。

 

パッケージ。いつものHCKの箱です。最近の到着ツイートを見ると専用のちゃんとした?パッケージに変わっているようです。
f:id:kiliko3611:20190717175310j:image

附属品はいつものHCKのイヤホンケースとイヤーピースが二種とケーブルというシンプルな感じです。附属のケーブルは安価な中華イヤホンによくある感じのケーブルで、価格を抑えるために仕方がないかと思いますが、HCKとしてもケーブル交換を勧めていますので、もういっそのことケーブル無しでもいいんじゃね?と思わなくもありません。
f:id:kiliko3611:20190717175332j:image

筐体はドライバー数が信じられないくらい小さいです。カラーはブルーとブラックが選べるのですが、こちらはブルーになります。KZあたりとよく似た形状で、個人的にはあまり装着感が好きではない感じです。前作?のF3が1BA+1DD+セラミックドライバーとはるかにドライバー数が少ないにもかかわらずそれなりの大きさだったことを思えば驚くほど小型です。ただ、装着感は個人的にF3の方が良かったです。
f:id:kiliko3611:20190717175348j:image

DAPはiBasso DX220(AMP1MKⅡ)を使用。附属のケーブル、イヤーピースで聴いたところ、到着直後ということもあり、明瞭感は高いものの低域がスカスカな感じで、2DDが仕事をしていない感じ。とりあえず50時間程度You Tubeのピンクノイズや通常の曲によりエージングを行いました。またケーブル、イヤーピースも交換しています。ケーブルは当初はHiFiHearのHiF4814(金銅合金らしい)を使っていましたが、このケーブルも高域寄りなためかあまり相性が良いと感じなかったので、手持ちのケーブルで比較的重心が低いNull Audio Lune MKⅤを使っています。
f:id:kiliko3611:20190717175417j:image
f:id:kiliko3611:20190717175429j:image

イヤーピースはATE08がやはり低域を強化する感じで好みでしたが、こちらのイヤーピースだと耳の奥に入れる感じとなり、筐体が耳に当たって不快感があるのでATE07に交換し、耳孔に蓋をする感じで使用しています。

音質は全域に渡って過不足なく音が出ている感じで、多くのドライバーを使っていることによる音の繋がりの悪さは感じられません。低域も特別に目立ちはしませんがしっかりと下支えしている感じで、苦手とするジャンルもあまりないオールマイティーに使えるイヤホンだと思います。当初は平面的に感じましたが、低域がそれなりに出てきてからはさほど気にもならなくなりました。音場がさほど広く感じられないことと艶みたいなものを感じるのはさすがに無理かなと思わなくもありません。

 

セラミックドライバーになんかロマンを感じるのか、これまでもHYLA CE-5、SENFER DT6、HCK F3と購入してきましたが、いずれも高域特化型で曲を選ぶ感じがありました。NX7も正直なところもっと高域と低域が暴れるような変わりダネを期待してのですが、驚くほどまっとうな音を聴かせてくれるので困ります。できれば次回はもっとぶっ飛んだ(音の)イヤホンを期待したいところです。