audio-opus OPUS#1 Limited

こちらもTwitterでフォローさせていただいている小倉 彬さん@ogura_aki からお借りしたものです。いつもありがとうございます。

 

その名のとおりOPUS#1のリミティッドバージョンです。eイヤホン限定でしかも台数が50台、価格もかなり高くなっているので、音質以外の部分であまり評判にならないハイレゾプレイヤーだと勝手に思っています。ノーマル版とは筐体の材質がABSからアルミ合金と変わり、それに伴いアンプ部も調整したとのことで、内部的には大きく変えられたというイメージはありません。DACもCS4398×2と変わっていません。

www.e-earphone.jpこちらのプレイヤーをお借りできると聞いたので、先日にeイヤホンに行った際、ノーマル版を試聴してきたのですが、正直なところ、眠い感じで、あまり好きな音ではありませんでした。

 

それでは起動します。起動にかかる時間はまぁ普通な感じですね。起動してすぐに再生画面が表示されるので、Andoroidが入ってるとかあまり気にしなくてもいいですね。あー、画面がきれい。プレイ画面はすっきりしているし、アートワークも大きく表示されます。Balance等の切替は毎度お馴染みの画面を上から下にスワイプしてメニュー画面を出す方法なんで、特に悩むことはないと思います。

SDカードの挿入部のカバーがしょぼくて破損しそうなのと、附属のケースのあまりにもひどいカラー以外はとてもよくできていますね。ずっしりはしていますが重たいとまでは思いません。胸ポケットに入れるのはシャツの形が崩れてもよければ可能です。

 

まずはアンバランスで。イヤホンはUM MAVERICK+、ケーブルはEffect Audio Eros Hybridです。

見晴らしがよく、低音もしっかり出た落ち着いた音だなぁというのが第一印象です。低音も量ではなく、質の高い低音が深いところから聴こえるように思います。高域もしっかりとしていて、ボーカルも埋もれることなく、低、中、高域と揃ってきれいに鳴っています。強いて言えばスピード感に欠けるかなというところでしょうか。きれいすぎてちょっと合わない曲もあるように感じました。

イヤホンをCA LYRAⅡに変えてみましたが、同じ印象です。より高域よりになったのとボーカルが近くなったかなという印象ですかね。

次にバランス接続で聴いてみます。あれ?と思うぐらい音の変化が少ないです。

 

いろいろと曲をとっかえひっかえして曲を聴いてみましたが、ほとんどメタルしか聴かない私には少々美音すぎるDAPのようです。このDAPを聴いているとDP-X1A、X5 3rdあたりの音は少々安っぽく感じるのですが、メタルにはそういう音の方が合うように感じます。いや、メタルではなくて私の耳がそういう音が好きなだけかもしれませんね。

 

いずれにしてもOPUS#1 Limitedはノーマル版の傾向を受け継ぎつつ、解像度等すべてにそれを上回るDAPであることは間違いないと思います。最初は筐体の材質を変えただけで、ちょっとなぁと思っていましたが、オールマイティではありませんが、たいへん個性的なDAPだと思います。お好きな曲のジャンルによっては選択肢の一つとして大いにありだなと思うので、Limitedということで手に入れる機会が少ないのは残念ですね。

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