Pioneer XDP-300R

こちらもTwitterでフォローさせていただいている小倉 彬さん@ogura_aki からお借りしたものです。いつもありがとうございます。

 

ONKYO DP-X1Aに隠れて少々影が薄い兄弟機です。前作のXDP-100Rは購入して、そこそこ気に入っていたのですが、その後、DP-X1を買うために手放してしまいました。音質的にはDP-X1よりメリハリがあってメタルには合っていたんですけどね。やはりバランス接続の有る無しというのが人気の境目になったようです。

 

ということで、今回はスペック的にはDP-X1Aと同じ感じになり、バランス接続も装備しています。でもやっぱり影が薄いのはPioneerとONKYOのブランドイメージの差なんでしょうか。個人的にはXDP-300Rのデザインの方が好きなんですけどね。

pioneer-headphones.comそれでは実際に音を聴いていくことにします。

まずはシングルアウト。試聴曲はTOTOのスタンダード、“Africa”です。

ボーカルは近からず、遠からず。音も素直に広がる感じで、低音もしっかりと締まった低音です。

次のBARRY MANILOWの“I'd Really Love To See You Tonight”は低音が強くてノリよく楽しめます。まだ箱出し直後のせいか、低音がややボーカルに被る気がしますが、これは使っているうちに解消することを期待します。

メタルから1曲。TOBIAS SAMMET'S AVANTASIAのアルバム、GHOSTLIGHTSから“Let The Storm Descend Upon You”を。これははったり?の効いた大げさでわかりやすいメロディラインでお気に入りです。やはり少し低音が膨らみます。人によっては過多に感じるかもしれません。

 

次は本命の?バランス接続で同じ曲を聴いていきます。

“Africa”はシングルアウトに比べると音が拡がり、いい感じです。BARRY MANILOWはちょっと低音が強いかなとは思いますが、これはこれで楽しめる範囲です。

問題?は“Let The Storm Descend Upon You”です。ACGモードではまんべんなく?低音過多という感じでちょっと厳しいです。BALモードはさらに低音が出てきます。これらの低音は質よりもひたすら量で攻める感じなんで、ちょっとキツいです。

 

DP-X1Aとの比較ですが、正直、ほとんど違いがわかりません。やや音に拡がりがあり、低音の制動が比較すると効いているような感じで、ボーカルもこちらの方が前に出てきます。でも、目を瞑って聴いたら区別がつかないと思います。自分が感じた違いも、この二つのDAPの性能?差ではなく、使用時間の差だと思います。

 

 私にはあまり違いはわかりませんでしたが、この二つのDAPで検索してみると、XDP-300Rの方が硬質で、低音の量が少ないとか、大きく異るキャラクターとか書かれていますので、私が駄耳なだけかもしれません…

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