NiceHCK DZ7
その名前が現す通り、NiceHCK Audio Storeのオリジナルモデルです。1DD6BAのハイブリッド型のイヤホンで、透明のシェルを透かして内部を見ることができますが、ドライバが詰め込まれてる感じがあります。上位機種のDZ9は1DD8BAということなので、もっとぎっしりなんだろうなぁ。
ところで以前から不思議なのですが、中華イヤホンにおけるハイブリッド型の多さはなぜなんでしょう。BAだけよりも音の設定が簡単なのでしょうか。それともコスト的なことなのか、単に流行りだけなのかと思ってみたり。
このデザインはStarsという名称のようで、これ以外にWood Grain、SilverとRedのデザインから選択が可能です。またケーブル端子も2pinかMMCXかを選ぶことになります。
価格は現時点では358ドルですので、中華イヤホンにしては高価な部類かと。
特に購入する予定は無かったのですが、Twitterで仲良くさせていただいているこーびーさん@kkobzenにイヤホンをお貸しした流れの中で、当方のROSE Cappuccino 2+2Cと交換ということとなりました。
一時は私のイヤホンの中で正妻の位置に就いていたCappuccinoですが、まぁいろんなイヤホンを聴いてみたいですからね…
試聴はibasso DX200、イヤーピースはfinal EのMサイズを使用してのものとなります。
まずは附属ケーブルでシングルアウトでの試聴ですが、よく言えばすっきりと明瞭な感じで、低音は必要な分は出ているようには思いますが、多くはないです。DELAINのようなキラキラメタルにはそこそこ合いますが、Primal Fearみたいなパワーメタルでは少々寂しいです。どうも最近は濃い音のイヤホンを使うことが多いためか、ちょっとスッカスカに感じます。
ということで、先日にヤフオクで落札したMOGAMI 2944 八芯 2.5mm4極ケーブルにチェンジ。こちらは出品者ID:yiu75724さんの作で、しっかりした造りと、ブラグをBiablueに変えるなど、いろいろとリクエストを聞いていただけることから、たびたびお世話になっています。今回のケーブルも、見た目も装着感もなかなかのものです。
音も八芯の効果か線種かバランス接続のおかげかわかりませんが、芯が通ったしっかりした音が出ます。低音の量感もずいぶんと増えたように感じます。個人的にはとても好きな音に変わりましたが、これがDZ7の音か、と言われればちょっと違うかもしれません。