みなと補聴器 行ってきました

私の所有しているイヤホンで一番の問題児?がHEIR AUDIO Heir 5.Aです。

 

WEB上でもほとんど所有している人を見かけません。またeイヤホンのレビューでも正直なところ、あまり良い評価だとは思いません。少なくとも僕が好きな曲には合わない感じです。試聴時はいい感じに思ったのですが。

 

それでも作成してしばらくはそれなりに楽しんでいたのですが、購入して二ヶ月を過ぎる頃から、高域が出なくなり、緩い低音とボーカルも変に残響が気になる感じとなりました。左右で音質に差があり、左側からは高域がほとんど聴こえないということで、積極的に使う気が起きないイヤホンとなってしまいました。

それでもいろいろとケーブルやDAPを変えたりしてみたのですが、やや改善はするものの、以前の状態に戻ることはありませんでした。

 

買う時は高くて売る時は二束三文のカスタムイヤホンなので、何とか使えるようにしたいなぁということでお伺いしたのが神戸市にある“みなと補聴器”さんです。

 

今回は左右の周波数特性の測定とフィッティングをお願いしました。

測定結果は予想通り、低域ではほぼ左右は一緒ですが、高域になるにつれずれだし、最大で10デシベル以上の差がありました。予想通りで安心?

次はその原因の究明ですが、乾燥と内部の埃等の吸引で少し状態が改善したということで、断線等によりドライバが働いていないわけではなさそうとのこと。たぶん音導菅内の埃をガードするメッシュ状のフィルターの目が詰まっているのだろうということでした。高域用の音導菅も低域用のそれも同様に詰まっているはずですが、影響が大きいのは高域用なんですね。乾燥と吸引を数回行うことにより、僕の耳でもはっきりわかるぐらい左からも高域が出てきたように思いました。残念ながら、外側からできるのはここまでで、完全に詰まりを除去するのは無理なようです。

今後の対策としては乾燥をしっかり行うことと清掃だそうです。耳垢が湿性な人はより注意が必要なようです。使用後にイヤホンを拭く程度であまりちゃんとメンテナンスはしていませんでしたからね、これからは気をつけないと。

 

乾燥用の機器としては簡単なものではeイヤホンでも販売されている乾燥剤をセットするケースが安価ですし、もっとしっかりした補聴器用の乾燥機もあります。

内部の清掃については、サイズの小さな歯間ブラシが良いようですが、より強力に内部の埃等を吸引するために購入したのがこちら。 f:id:kiliko3611:20170716103050j:image

紹介については次回以降のエントリーで。

 

あと、以前から感じていたノズルが耳奥に入る感じが不快なので、短くカットしてもらいました。遮音性や密閉感は減少しましたが、装着感は快適になりました。音も変わってしまってるでしょうね。

f:id:kiliko3611:20170716103115j:image