YinLvMei 音律美 D1
スペックとしてはDACがAK4495SEQ×2ということしかわからなかったのですが、A1の音が好きだったのでまぁ間違いはないかと思って購入。
A1は音質は満足できるものでしたが、デカさと操作にクセがあり早々に手放してしまいました。また、僕は遭遇していませんが、バッテリー交換が必要になった方もおられたようです。
D1は見た目がそのA1とその前のD200の中間といった感じで、D200の操作性にA1の機能かなと想像したのですが…
購入はHCK Audio Storeから。DHLで発送いただいたため、1月27日に注文、2月2日に発送連絡があり、到着は2月8日でした。価格は365.56ドルだけど最初の10台は285ドルに割引、ということなんですが、10台以上売れるのか少し心配しています。(これを書いている時点で僕を含めて3台売れたようです)
パッケージは割としっかりしています。
付属品はA1と同様に、据置きとの接続用のアナログ用、デジタル用ケーブルです。
表面の液晶には保護シートが貼られていますが必要かなぁ…
思っていたより大きいように感じますが、まぁ日常的に持ち運ぶには許容範囲かと。
D200、A1では上部に割と大き目のボリュームスイッチがあったのですが、今回はボリュームは最近の流行に乗るように右サイドにオン/オフ・スイッチを兼ねたものとなっています。出っ張りが少なく少々不安感が残る見た目です。
上部には入出力端子がズラリ。3.5mmフォンアウト、3.5mm4極バランス用フォンアウト、2.5mm4極バランス用フォンアウト、3.5mmラインアウト、2.5mm4極バランス用ラインアウトです。
左側は何もありません。
下部にはSDカードスロット、リセットボタン、USB Type-C、Coaxial/Opteicalアウトです。
起動時の画面と再生中の画面です。
使用期間はまだ短いですが、とりあえずの感想をつらつらと。
・音はかなりいい。明瞭かつパワフル。音場は特別広いわけではないが、ある程度の立体感は表現できている。この機種を使った後にAK70 MKⅡを使うとボケた感じがする。
・ALACに対応していない。
・フォルダ単位での再生となり、通常のDAPにあるような全曲、アーティスト等を選択してのプレイはできない。
・フォルダ内の曲は1000曲とかになるとフリーズして操作できない。
・日本語に対応していない、というより中国語にしか対応していない。
・液晶画面が点灯している時だけボリューム等の操作が反映される。ハードボタンはあるがあまり意味が無い。
・音楽を聴きながら操作すると曲が変になる。
・しばらく曲送りなどの操作を続けるとフリーズする。
・曲の頭が僅かだが切れる。
・オンオフ時などにポップノイズ。
・3.5mmフォンアウトが刺さりにくい。
・フリーズした時はボトムにあるリセットボタンを針などで押す必要がある。
・PC(MacBook Airです)にUSB接続するとSDカード内のデータが全部吹っ飛んだだけでなく、認識すらできなくなった。フォーマットし直すと認識したため、壊れたわけではない模様。
僕が外出時にDAPで音楽を聴く時は全曲をランダム再生していることが多いため、ちょっと使い方に工夫が必要です。ランダム再生用のフォルダを作成しなくてはいけません。また、それ以前にiTunesでミュージックファイルを管理している僕はまずFLACに変換する必要があります。
使いにくさと音質、両者を天秤にかけた場合、どちらに傾くか…もう少し悩む感じになりそうです。