Acoustune様からいろいろお借りしました、再びm(_ _)m

またAcoustune様からいろいろお借りして試聴させていただきました。Acoustune様並びにいろいろと骨折りいただいた関係者各位に深く感謝申し上げます。
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前回は現行機種を一揃い聴かせていただいたのですが、今回は現行機種のみならず試作機までお貸しいただけるという太っ腹仕様です。この試作機は先日に開催された名古屋ポタフェスで聴かせていただいたものと同じものかと思いますが、自宅でじっくり使わせていただくとまた違う感想になるのではと楽しみです。

kiliko3611.hatenablog.com

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今回にお借りしたのは、現行機種のHS1004、HS1005、HS1501AL、HS1551CU、新製品のHS1503ALに加え、次期HSシリーズ試作モデル A(白筐体 真鍮)、次期HSシリーズ試作モデル B(黒筐体 アルミ)と取り回しを改善したケーブル(黒)、試作銀コートOFC+OFCハイブリッドケーブル(クリア)、同4.4mmバランス仕様となります。

 

試聴に使ったDAPはiBasso DX150(AMP6装着)です。イヤホンのイヤーピースは普段から使用しているAET07 Mサイズを使っています。

試聴に使用した曲は下記の通りです。いずれもCDからiTunesを使用してApple Losslessリッピングしたものとなります。いつもながら偏ったラインアップだとは思いますが、アニソンやジャズ、クラシックに関しては他の方のレビューを参考にしていただければ有難いです。

I.G.Y./Donald Fagen

Wake Me Up/Avicii

April Rain/Delain

Bleed/obZen

Endless From Most Beautiful/Nightwish

Riding The Ghost/Place Vendome

Rulebreaker/Primal Fear

 

それでは順番に聴いていきます。

HS1004

やや高域寄りのドンシャリ。高域寄りということもあり、解像感も高く感じられる。Delain、NightwishあたりのキラキラメタルやobZenを聴いている聴き疲れしそう。音の拡がりはそこそこというべきかやや狭いというべきか。ボーカルは遠からず近からず曲に溶け込んでる感じで好み。低域は量は多くはないがしっかりと感じられる。ボリュームはハイゲインで88。

HS1005

1004と比べるとかなり低域の量が増えた。低域寄りのドンシャリかも。音もやや左右に拡がった感じで聴きやすく、聴き疲れもあまりしないかも。ただ曲によっては低域が中域の下あたりまで被ってきてるイメージなので、ボーカルメインの曲ではちょっと…と思われる方がおられるかも。DAPが以前と変わったためか前はそこまで思いませんでしたが、かなり好きな音。ボリュームはハイゲインで77。

HS1501AL

HS1005を聴いた後だと少し曇ったかなという印象。高域が抑えられ中・低域が支配的になった感じ。ただDelainの曲のように高域寄りの曲はちょうどいいかなと思える。低域が増えたためか、ややスピード感に欠ける。聴き疲れはしなさそう。音の拡がりは前二機種より良好。ボーカルは近くはない。ボリュームはハイゲインで82。

HS1551CU

HS1501を聴いた後に聴くと低域が締まった分、高域・中域が聴こえるようになったようです。ボーカルも少し近づいた模様。ドンシャリというよりはフラットっぽいかな。ちょっと一聴した感じでは楽しさを感じられないように思います。ボリュームはハイゲインで82。

HS1503AL

 先日の名古屋ポタフェスで聴かせていただいた時とほぼ同じ印象で、HS1501,HS1551とは違ってかなり高域に振ってきたなという音ですね。刺さるとまではいきませんが、Wake Me Up、Bleedあたりをややきつく感じます。低域は量は少なく締まった感じというのでしょうか、個人的にはもう少し欲しいですね。音場はやや狭くてボーカルはかなり近い感じで正直、あまり好きな感じではありません。ボリュームはハイゲインで92。

 

で、ここからが真打ちの試作モデルです。

次期HSシリーズ試作モデル A(白筐体 真鍮)
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強いて言えば高域寄りなんだと思いますが、HS1503ALほどのきつさは無いように思います。音の鋭さみたいなのはあまり変わらないのですが、音場が広がったような感じで、窮屈さが無くなったようです。

でもまぁ1503との比較での印象ですので、これだけ聴いていれば十分高域が強いイヤホンではありますが。ボリュームはハイゲインで92。

 

次期HSシリーズ試作モデル B(黒筐体 アルミ)
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まず筐体が軽いというのが第一印象。音の方は高域寄りではあるもののきつさは感じられず、中域が充実した感じでしょうか。低域は変わらずあまり多くありませんが、今まで聴いていた音がかなりきつめに感じていたので、鳴り初めの音を聴いてホッとしてしまいました。ボリュームはハイゲインで92。

 

試作銀コートOFC+OFCハイブリッドケーブル(クリア)
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銀コートということできらびやかになるのかと思いましたが、どちらかいえば全体的に沈み込む感じで、きつく感じたHS1503がかなり聴きやすくなりました。音場も広がる感じです。取り回しも良好です。

 

取り回しを改善したケーブル(黒)

とのことですが、ケーブルの作りは変わっていないような…2.5mmバランス接続用というのが変更点なような気がします…。

試作モデルA、Bで聴いてみましたが、バランス接続の恩恵か、低域がしっかりと支える感じで、見晴らしも拡がる感じで、楽しく聴けるようになりました。

 

試作銀コートOFC+OFCハイブリッドケーブル(クリア)4.4mmバランス仕様

対応機器を所持しておりませんので聴けていません。ごめんなさい。

 

以前に使っていたAK70 MKⅡでは気持ちいい音に聴こえた1503ALがきつく感じたり、DAPの違い等によってかなり印象が変わってしまっていますので、他の方のレビューとはずいぶんと違うものになっているかもしれません。参考になるかどうかわかりませんが、まぁ僕の個人的な感想ということでご了承ください。