TONEKING BL1

新製品が次から次と販売されるイヤホンですが、BAのドライバ数を競うのも少しは落ち着いたのか、最近はDDの高級機やESTのような新技術を謳うなど、様々な宣伝文句で我々の購買意欲を刺激してくれています。まぁ新技術も生き残るかどうかはまだまだ不透明だと思いますが。

このTONEKING BL1は平面駆動ドライバ採用ということです。今までも同様のイヤホンはありましたが、いずれも10万前後の価格だったのに比べて、こちらは200ドルと大変安価になっているのが最大の売りだと思います。

購入はPenon Audioから。なぜか通常発送を選んでしまい、またショップも最初にオーストラリアに発送したため、到着まで時間がかかってしまいました。オーダーは10月17日、発送は10月23日で到着は11月1日でした。本体が209ドルで送料は0、支払はPaypalを使ったのですが、その時のレートで日本円では24,328円になります。

AmazonでもLSオーディオさんで取扱があるようです。発送は中国からだと思いますので時間はかかると思いますが、価格もあまり変わらず、トラブル時の対応はしっかりとしていると思いますので、そちらで買うのも有りかと。

penonaudio.com

 

パッケージや附属品はこんな感じ。
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外観はよくある中華多ドライヤホンと同じ感じです。ドライバはやっぱり違う感じですね。

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ベントはこんな感じですね。ちょっと特徴的。

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平面駆動ドライバの常でかなり駆動力がいる感じです。AK SE100のボリュームを110まで上げましたが、それでまぁ普通な感じで特に音が大きいとは感じません。

初日は7時間ぐらいピンクノイズを流し続けましたが、まだまだ鳴らし込みが必要な感じです。この時点では思っていたより低域を強く感じました。

120時間ぐらい鳴らし込んでみました。現時点での感想は、中域~中高域が特徴的なように思います。当初に感じた低域の強さはありません。丁寧に、細やかに鳴らす感じ。カーペンターズあたりの女性ボーカルが心地よい。伸びる高域や沈む低域はありませんので、曲によっては平板に感じます。

音場は少し左右に拡がる感じで、狭くは感じませんが広くも感じません。また、ボーカルはそこそこ近いのですが、インストゥルメンタルはちょっと遠く感じることもあります。

Yinyoo XXY4750を使ってバランス接続でも聴いてみましたが、大きく印象が変わらないかな。

 

万能ではありませんが、曲によっては心地よく聴くことができます。

もう少し鳴らせばまた印象も変わるかもしれませんが、繊細な感じは少なくともHR/HMには合わないかなと思っています。