KB EAR KB06
しばらく低価格の中華イヤホンを買っていなかったので手を出してみました。
パッケージや附属品からKZの派生品だと思うのですが、2BA+1DDという構成でKZ製で該当するのはKZ ZSRでしょうか。ノズル部にBAが配置されているのも同様のようです。ZSRは筐体が樹脂製ですので、一部に金属を使用しているKB06とは音質は違うのかなと思っています。
購入はHiFiHearのAmazonのショップから。カラーは2種類、それぞれマイクの有無のケーブルが選択できます。
パッケージ
附属品はケーブルとイヤーピースと必要最小限です。ケーブルはqdcタイプです。
本体は2BA+1DDと思えないほど小ぶりです。デザインは可もなく不可もなくといったところでしょうか。画像ではわかりにくいと思いますが、前述の通りBAはノズル部分にあり、本体の小型化に寄与しているようです。
箱出し直後は腰高でDDが仕事をしていない感じです。エージング後に期待。
ということで30時間程度エージングしてみました。ケーブルは標準のまま。イヤーピースは附属のはいまいひとつ耳にしっくりこなかったのでATE08のMサイズに交換しました。DAPはiBasso DX220(AMP1MKⅡ)です。
中高域から中低域まではしっかり聴こえる感じで特に不満もなく音楽を楽しむことができます。強いて言えば中低域寄りかなと思わなくはありませんが、特に高域が不足しているとは感じません。音場はさほど広くなく、特にボーカル域はほどほどの近さなのでボーカル曲向けのイヤホンなのかなという印象です。特に解像感に問題がある感じもなく、こもりもありません。3,000円程度のイヤホンとしてはかなり優秀だと思います。
附属のケーブルがいまひとつで、絡まりやすく、また耳掛け部の反発が強いのか装着感もいまいちなのでリケーブルしてみました。使ったのはTRIPOWIN C8というケーブルのqdcタイプのプラグが2.5mmのものです。
やや高域がきれいになったかなと思いますが大きく音質が変わったとまでは感じませんが、柔らかくて取り回しが良いのは使っていてストレスを感じません。
KB06、低価格ではありますがそこそこ音質が良く、ケーブルにちょっと難があるものの取り回しも良く、コストパフォーマンスは高いイヤホンだと思います。ただ、既にたくさんのイヤホンをお持ちの方にとっては使い分けするには難しいかなと思います。とりあえずあまり価格が高くなくて良い音で音楽を楽しみたいと思っている方にはお勧めできるイヤホンだと思います。