MaGaosi K3

こちらもTwitterで仲良くさせていただいている小倉 彬さん@ogura_akiからお借りしたものです。いつもありがとうございます。

 

前作のK1と同じ2BA+1DDで、K1の特徴だったTRINITY AUDIOのパクリのフィルター交換も無くなっています。筐体本体が前作より重量感があるように感じますので、そのあたりが強化されているのでしょうか。価格はK1が85ドル程度だったのに比べて大幅に上昇し、NiceHCK Audio Store@hckexin では現時点で149.99ドルにて販売されています。

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筐体にMAGAOSHIとメーカー名が入っているのですが、二つ目のAのデザインがCampfire Audioのマークに似ていると思ってしまうのは、中華のパクリ体質に対する偏見でしょうか…また写真の通り、デザインもTRINITY AUDIOのPM 4にそっくりです。

 

こちらもイヤホン本体だけをお借りしたので、ケーブルとイヤーピースは附属のものではなく、手持ちの物を使用しています。ケーブルはアンバランスはHCKのHigh Quality Custom Made Silver and Copper Mixed Earphone Upgrade Cable(現在は25ドル程度で売られています)、バランス接続は同じくHCKの7N Single Crystal Copper Plated Silver Cable(現在は112ドル程度で売られています)で。

試聴はいつもfinal EタイプのMサイズを利用していましたが、K3のノズルが凹凸が無くて真っ直ぐなためか、しっかり固定されず、イヤホンを耳から外すと耳の中に残ってしまいますので、今回はSpinfitのMサイズを使っています。軸がちょっとキツいぐらいのイヤーピースを選ぶ必要があるようです。

 

まずはアンバランスで聴いてみます。DAPはAK70で。ちょっとボーカルが凹んでるかなとは思いますが、フツーにいい音です。低域もそこそこ高域もそこそこ出ており、よくできたハイブリッド機です。メタルをノリよく聴くことができます。

バランス接続で聴くと低音が締まったせいか、全体的にクリアになったように思います。そのためか、ボーカルも前に出てきた感じ。明るく、スピード感がやスケールの大きな曲には大変合いますが、一方でしっとりとした曲には向いてないかもしれません。

 

ドライバの構成も変わってないし、価格も高くなったので、正直ちょっとどうかと思っていたのですが、今回は正攻法で音質を追求しましたという感じなんでしょうか。十分に価格に見合うイヤホンだと思います。PM 4のパクリ的な書き方もしましたが、音のクリアさとか勝っている部分もありますし、PM 4のようなDAP直では鳴らしにくいようなこともありません。個人的には残念ながら?PM 4よりK3の方が好きかも。

今回、いろいろとお借りしたイヤホンの中では一番です。たぶん、春節祭が終わったら購入すると思います。その頃にはちょっと安くなってくれると嬉しいのですが…

 

このメーカーは造りも含めてしっかりしたイヤホンを出しているとこなので、ぜひ次作に期待したいところです。

次はTRINITY AUDIO PM 6にそっくりとかだったりして‥

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