ibasso IT03 vs Oriolus FORSTENI

ibassoの代理店がヒビノインターサウンドで、そのヒビノインターサウンドとibassoのエンジニアが立ち上げ、サイラスが販売を担当するのがOriolus、だそうです。

 

ibasso IT03は中国製、Oriolus FORSTENIは日本製となり、違う商品なんでしょうけど、その出自から親戚関係なんじゃないかなぁと思って、聴き比べをしたいと思っていました。発売時期も近いし、ドライバ構成も2BA1DDで同じだし。できれば使っているドライバも知りたかったので、ググってはみたのですが、そこまではわかりませんでした。

 

筐体の比較は写真の通りです。まったく違いますね。サイズも違うので、重量も違います。

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とりあえずスペックの比較をと思い調べたのですが、インピーダンスがIT03は8Ω、FORSTENIが24Ω、音圧感度がIT03は105db、FORSTENIが111dbということぐらいしかわかりませんでした。こちらもまったく別物かと。

 

まぁスペックは置いておいて、音を比べてみます。比較ということなのですが、IT03はMMCX、FORSTENIは2pinということで、同じケーブルは使えないし、FORSTENIに比較してIT03の附属のケーブルはとてもしょぼい感じなので、ちょっと単純に比較し辛いです。まぁ今までの比較を見ていただいてもお分かりになると思いますが、たぶんまったく別物だと思いますので、音の傾向の比較程度にお考えください。DAPはやはりここはibasso DX200でしょう。

それぞれのレビューに書いたとおりではあるのですが、FORSTENIは高音に低音が寄り添う感じで、音は近いものの拡がりは感じます。一方、IT03はしっかりと芯のある低音に高音が寄り添う感じです。音の近さは同じようですが、拡がりもあまり変わりませんが、強いて言えばFORSTENIの方が少々あるかなという程度です。

 

私が勝手に近い時期に同じ2BA1DDで関係の深いブランドで発売されたから似たような音ではと思ってやってみた比較ですが、たぶん二つは全然似ても似つかないというのが答えのようです。見た目などはFORSTENIの方がカッコいいですが、メタル中心の私のミュージックライフ?にはIT03の方がいいように思います。このあたりは人それぞれなので何とも言えませんが。

皆さんはどちらがお好きですか?