iBasso PB3 Mockingbird
iBasso Audioについては以前にiBasso DX200を紹介させていただいた時に書かせていただきましたが、ポータブルオーディオの黎明期?から活躍するメーカーです。
以前の同社の製品はシンプルかつ無骨な感じだったのですが、DX200をはじめ最近はデザイン的にも力を入れてきているように思います。このPB3もボリューム周辺などにDX200と同じエッセンス流を感じます。
スペックは下記の通りです。
Output Power |
480mW |
Signal to noise ratio |
120dB |
Total harmonic distortion |
<0.0005% |
Life Time |
20H |
Earphone adapter impedence |
8~300Ω |
Size |
120×63×11.1mm |
Weight |
135g |
サイズ的には非常にコンパクトで、DAPであるFiio X5 3rdとジャストフィットという感じです。重量的にもさほど負担に感じません。
レイアウトは前面に2.5mmバランスアウト、3.5mmアナログイン、二段階のゲインスイッチ、オン/オフスイッチを兼ねたボリューム、背面には3.5mmシングルアウト、充電用MicroUSB端子となっています。DAPのラインアウトから入力し、バランスアウトかシングルアウトにイヤホン/ヘッドホンを接続して、ボリュームを回して聴くだけという、機能を絞った、単純な構成です。
ただ、小型化の影響と、ボリュームの誤動作を防ぐためのガードがついていることから、どうもスイッチ操作やケーブルの抜き差しがしづらいです。また、アナログインとバランスアウトの端子が1cm程度しか離れていないため、太いプラグのケーブルは利用できないと思います。
音質は今までのiBassoのポータブルアンプが元気な低音が強いイメージだったのに比べて、解像度や低音の深さが感じられるなど、なかなか今風の音になったようです。このあたりもDX200に通じる音だと思います。
この音質、スペックで200ドルということで、特にバランス接続ができないDAPをお持ちの方にはなかなか魅力的な選択の一つだと思います。