SEMKARCH CNTDD1

僕が最初に購入した中華イヤホンはLZ-A3だったよなとSEMKARCHのイヤホンを前にして思い出しています。ヤンネさん、脳姦さんのブログや2chなんかを参考にして、A3とAune B1をAliExpressのHCKさんのショップで購入したのを皮切りに、まぁいろいろと買ってしまうことになってしまいました。

その後、LZは順調にステップアップしている感じで、最近はLZ-A5という4BA+1DDのハイブリッドイヤホンを出し、悪くない評価を得ているようです。個人的にはA4は抜けが良くて高域の伸びる音が気に入っていたのですが、装着感があまりよくなく感じたので手放してしまい、またA5は見た目がちょっと趣味じゃないなぁということで購入にはいたりませんでした。今までに聴いたことのあるLZのイヤホンは高域がきれいで解像感もそこそこあり、抜けがいいというイメージで、A5は聴いたことがないのでわかりませんが、いろんな方の感想をWebで見る限りでは同じ傾向のようです。

 

SEMKARCHはセインカチイと読むらしいのですが意味があるのでしょうか。SENKARCHだと聖歌隊というそれっぽい意味があるのですが。LZの新しいブランドということで、まだこの機種だけなのでわかりませんが、LZとは違う方向性を目指していくのでしょうか。

今回はLZやAuneの商品を国内販売されている七福神商事様からレビュー用にお借りさせていただきました。まぁ、その後で気に入ったために購入してしまったのですが。価格は1万円強で、この音ならお安いように思いました。

tsh-corp.com

パッケージはこじんまりしており、イヤホンケース、イヤーピース、LZでもお馴染みの交換用ノズルなどが附属品です。
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筐体のデザインはよくあるタイプで、金属製のため軽いとは言えませんが、装着感は悪くないです。
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附属のケーブルは耳掛け部分に針金が入っているため個人的には苦手なタイプ。なので購入後は他のケーブルに交換してしまいました。

音質的にはぱっと聴いた感じではLZの音とは真逆の低音がメインな音です。ただ低音が強いといっても高、中域が埋もれている感じではなく、特に高域はきれいに伸びているのですが、低域にどうしても意識が行ってしまう感じです。
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ノズルは黒と金の二種類で、金色の方が低域が深く、音場も広いように思うので、ずっとそちらを使っています。

低域が質、量ともにいい感じなので、Primal Fear、Hammerfallなどのパワーメタルがいい感じです。きれいな高域も聴けるので、Nightwish、Delainなんかの女性ボーカルのメタルも悪くないです。今のメイン機のSONY MDR-EX1000とキャラクターが違うので、使い分けも楽しそうです。ただ、最近の流行り?のボーカルが近くて耳の横で聴こえるという感じはありませんので、あまり好きな音ではないと思われる方もおられるかもしれません。

MMCX端子でリケーブルが可能なため、購入後にHCKさんのキンバー風ケーブルで2.5mmバランス接続を試してみました。低域がすっきりしてしまいちょっとこのイヤホンの良さを消してしまう気もしなくもないので、あまり推奨できないかもしれません。


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LZ 老忠さんにはこのSEMKARCHというラインを、ダイナミックドライバーで高音質を目指すラインとして育てていただくことを個人的に期待しています。