SIMGOT EN700 BASS

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前作のSIMGOT EN700は国内でも販売され、eイヤホンでは13,500円で販売されています。こちらは改良版になるのでしょうか、形は写真で見る感じでは変化は無いようでし。今回はBlack、Red、Greyのカラーバリエーションが用意されているようですが、NiceHCK Audio StoreではGreyしか在庫が無いようです。AliExpressの同ストアでの価格は109ドル程度ですので、あくまでも前作との比較になりますが、あまり国内とは差が無い感じですかね。

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前作は未視聴なので比較はできませんが、自然な音の拡がりと高域をメインに、中・低音もしっかりと出るイヤホンという感じだったみたいですね、レビューを読む限りは。今回は製品名にBASSと入っているわけですから、低音強化型なんだろうなという先入観を持って聴いてみました。DAPはいつも通りibasso DX200です。

 

イヤーピースはSpinFitを使ったところ、明瞭感が高い高・中・低音とバランスのとれた出音だと感じました。ぜんぜんBASSちゃうやん。final EでもSpinFitの時よりはやや低音が強くなったけど、そこまでBASSでもないです。他にもスパイラルドットなども試してみましたが、低域の若干の強弱はあるものの、さほど低音がメインという感じにはなりませんでした。ひょっとしたら、まだ箱出し直後なのかもしれません。

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デザインは個性的で好き嫌いはあるかと思いますが、ケーブルも本体と同様にカラーリングされており、見た目は麗しいです。装着感も悪くないのですが、冬のこの時期は装着するとひんやりと耳に冷たいかもしれません。

 

もう一つ特筆すべきは附属品のイヤホンケースの出来の良さです。ケースだけでも13ドル程度で販売されているぐらい、シンプルで使いやすく、造りもしっかりしています。

イヤホンといい、附属品といい、本当に中華イヤホンの進化には目をみはるものがありますね。これからが楽しみです。

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Moondrop Nocturne

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筐体のデザインはシンプルで、リケーブルとかもできません。大きさの割には重さを感じます。ぱっと見たところ、R、Lの区別がつきにくいのですが、ケーブルの上の部分に印が入っている方が右側かなと思っています、たぶん。

 

1BAのシンプルなイヤホンですが、NiceHCK Audio Storeでは108ドルということで、悪くない音質ではありますが、中華イヤホンとしてはちょっと割高感を感じました。

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ibasso DX200直挿しで聴いていきます。イヤーピースはfinal EのMサイズを使っています。

最初の印象は、1BAらしいそこそこの解像度で高音は伸びるけど低音不足というイヤホンかと思いました。音場はあまり広くありません。ボーカルは遠からず近からずといったところでしょうか。

イヤーピースが合っていないのか、いまひとつイヤホンが耳に合わない感じだったので、いろいろと試してみましたが、やはりCrystal Tipsなんかは低音が少し増える感じで好印象でした。以外だったのはスパイラルドットのLサイズを使って、耳奥に入れるのではなく、耳孔に蓋をする感じで装着したら、低音がマシマシな感じで、比較的楽しくメタルを聴くことができました。

 ただ、やはりキラキラメタル系は割と聴けますが、パワーメタルはちょっと厳しいですね。ちょっと聴く曲を選ぶイヤホンだと思います。女性ボーカルや小規模な管弦楽なんかと合うのではないでしょうか。

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ibasso DX200 アップデート V1.2.44

遅ればせながら1月14日に公表されたFirmware V1.2.44にアップデートしました。

 

ibassoの公式ホームページのDOWNLOADからZipファイル344.1MBをダウンロードし、解凍します。

DOWNLOAD-iBasso

展開されたフォルダにはDX200-ota-1.2.44.zipとreadme.txtの二種類のファイルがありますので、zipファイルをDX200のMicroSDカードにコピーし、設定のタブレット情報→システムアップデート→Local update→MicroSDカード→DX200-ota-1.2.44.zipを選択→updateという手順になります。このやり方はDX90やDX80と同じですね。再起動し、設定のタブレット情報のビルド番号が1.2.44になっていることを確認して終了です。作業時間は5分程度でしょうか。

 

readme,txtにはアップデートの仕方とアップデート内容が書かれています。今回のアップデートでは以下の通りです。

1. Improved touch panel accuracy.
2. Solved the problem with the physical buttons being hijacked by third party player app.
3. Improved the CUE support.
4. Improved DSD support.
5. Upated the decode engine.
6. Improved response of physical buttons.

 

タッチパネルの反応がいまいちなのは使っていて気になったので、そのあたりが改善されるといいのですが。

 

2月12日 追記

アップデートにより文字化けの解消、タッチパネルの反応の向上、プレイ画面での曲名表示時にアーティスト名が二文字しか表示されない状態の解消、が確認できました。

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Dawnwood GT-36

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NiceHCK Audio Storeにて55ドルで販売されています。価格的には中華イヤホンとしては低価格でもなく、高価格でもなく微妙なところですね。Dawnwoodがメーカー名だと思うのですが、まだこの製品だけのようで、新興メーカーなんでしょうか。中華イヤホンは次から次へと新しいメーカーが誕生しているようで、勢いを感じます。

 

造りは悪くはないのですが、他に価格に合わない豪華な製品を見かけますので普通に感じます。筐体のゴールドとブラックのカラーリングも派手というより、プラスッチキーなこともあり、チープさを感じます。軽量なこともあり、装着感は悪くないです。

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本体だけをお借りしたので、SpinFit Mサイズを装着しての試聴となります。DAPはibasso DX200です。

なかなかの低音ホンですね。膨らみ気味の低音がボンボンきます。13mmのダイナミックドライバ搭載ということですが、なるほどという感じですかね。曲によっては楽しく聴けますが、合わない曲も多そうです。音の拡がりはそこそこあります。ボーカル曲もやや低音に負け気味ですが、前に出てきます。っていうか、全部の音が耳の近いところで聴こえます。ちょっと聴き疲れするかも。セミオープン型だと思うんですが、あんまり音漏れはしませんし、そのかわり音の拡がりもあまり期待できません。

解像度?明瞭感?そんな細けーことはいいんだよ、とノリ重視で聴くにはいいかもしれません。

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aune M1s

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auneはなんて発音するのでしょうか?日本では発売されていませんが、ポータブルオーディオだけでなく、据置きのDAC真空管アンプなども販売しているメーカーです。ポータブルヘッドホンアンプのB1やDAPのM2などが評判も良く、私もB1は購入してAK100ⅡやFiio X5 2nd、Shanling M5と二段にして使っていたのですが、サイズ的に大きかったため手放してしまいました。音はかなり良かったので、今でも時々再購入しようかと思うぐらいです。

 

このM1sはNiceHCK Audio Storeで249ドルで販売されています。前作のM2に比べて比較的安価なDAPですが、DACに流行りのES9018K2Mを搭載し、DSD再生及び2.5mmバランスアウトにも対応と、抑えるべきところは抑えている感じです。惜しむらくは、液晶がシンプルで、アートワーク表示とかは一切できません。音楽再生に全振りしたと言えるかもしれませんが、ちょっと寂しいですね。

 

筐体はアルミ製で軽量です。表面は梨地処理されているんですが、個人的にはちょっと苦手な感触です。デザイン的にぱっと目につくのが大型のホイールですが、正確にはこれはホイールではなくて、円形の十字キーです。とっても紛らわしいです。それもあって、操作性は今ひとつ快適とは言い難いです。

 

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余分な機能が無い分、起動やSDカードの読み込みは早いように思います。再生オン/オフ、FF/FWはホイール操作なので、特に問題はありません。言語設定に日本語もありますが、中華フォントということもあり、別に英語のままでもいいかな。

設定画面ではゲイン切替(Low/Middle/High)、フォンアウト/ラインアウト切替などが可能です。また、全曲表示がファイル名なので、曲を探しにくく感じました。

 

肝心の音質ですが、イヤホンはUnique Melody MAVERICK+、ケーブルはEffect Audio ARES Ⅱを使っています。試聴曲は、以下の通りです。

・I.G.Y./Donald Fagen(16bit/44.1kHz)

・十戒(1984) 30th anniversary mix/中森明菜(24bit/96.0kHz)

・金田 KANEDA Symphonnic Suite AKIRA 2016/芸能山城組(24bit/192.0kHz)

・April Rain/Delain(16bit/44.1kHz)

 

バランス接続では音場は普通ですが、明瞭感・分離度が高く、高域がきれい伸びる感じですね。低音は締まってるというか、ちょっと物足りなさを感じます。この高音がきれいなのがauneのDAPの特徴のようです。女性ボーカル曲に良く合うように感じます。

シングルアウトでも基本は同じなんですが、ちょっといい意味で緩くなった感じで、聴きやすくなったように思います。個人的にはこちらの出音の方が好きかも。人によっては、ボーカルが少し引っ込むと感じられるかもしれません。

 

さてこのM1sは冒頭でお借りしたと書きましたが、先日に入手したHEIR 5.0Aとかなり相性が良かったため、小倉さんにお願いして、売っていただくことにしました。小ささを活かして手軽な外出用にするか、自然なラインアウトの音質を活かしてアンプと多段にするか、どのイヤホンを合わせるかなどしばらく楽しめそうです。

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DZAT DF-10

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最近、国内でも発売され、eイヤホンでは2,480円にて販売されています。NiceHCK Audio Storeでは20ドル程度ですので、円安のせいで国内の価格とあまり差がありませんね…なぜかペンとメモ帳が同梱されている謎仕様ですが、マイク・リモコン付きの木製イヤホンでこの価格はお安いでしょうね。

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iPhone6 Plusと接続して聴いてみましたが、普通に聴けます。高・中・低域と特にどこが強いという感じはなくてフラットな感じ。強いて言えば低音が軽いかな。音の拡がりも左右にそこそこあり、特別に狭いという感じはありません。多くを求めなければ十分な音ですし、価格を考えれば十分以上だと思います。マイクは試していませんが、リモコンはちゃんと使えました。

 

せっかくなんでibasso DX200でも使ってみました。あまりiPhoneで聴くのと変わりませんね。ちょっと音数が増えたかなという感じです。まぁ素直にスマートフォンで使うイヤホンだということですね。

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NiceHCK DZ7

その名前が現す通り、NiceHCK Audio Storeのオリジナルモデルです。1DD6BAのハイブリッド型のイヤホンで、透明のシェルを透かして内部を見ることができますが、ドライバが詰め込まれてる感じがあります。上位機種のDZ9は1DD8BAということなので、もっとぎっしりなんだろうなぁ。

ところで以前から不思議なのですが、中華イヤホンにおけるハイブリッド型の多さはなぜなんでしょう。BAだけよりも音の設定が簡単なのでしょうか。それともコスト的なことなのか、単に流行りだけなのかと思ってみたり。

 

このデザインはStarsという名称のようで、これ以外にWood Grain、SilverとRedのデザインから選択が可能です。またケーブル端子も2pinかMMCXかを選ぶことになります。

価格は現時点では358ドルですので、中華イヤホンにしては高価な部類かと。

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特に購入する予定は無かったのですが、Twitterで仲良くさせていただいているこーびーさん@kkobzenにイヤホンをお貸しした流れの中で、当方のROSE Cappuccino 2+2Cと交換ということとなりました。

一時は私のイヤホンの中で正妻の位置に就いていたCappuccinoですが、まぁいろんなイヤホンを聴いてみたいですからね…

 

試聴はibasso DX200、イヤーピースはfinal EのMサイズを使用してのものとなります。

まずは附属ケーブルでシングルアウトでの試聴ですが、よく言えばすっきりと明瞭な感じで、低音は必要な分は出ているようには思いますが、多くはないです。DELAINのようなキラキラメタルにはそこそこ合いますが、Primal Fearみたいなパワーメタルでは少々寂しいです。どうも最近は濃い音のイヤホンを使うことが多いためか、ちょっとスッカスカに感じます。

ということで、先日にヤフオクで落札したMOGAMI 2944 八芯 2.5mm4極ケーブルにチェンジ。こちらは出品者ID:yiu75724さんの作で、しっかりした造りと、ブラグをBiablueに変えるなど、いろいろとリクエストを聞いていただけることから、たびたびお世話になっています。今回のケーブルも、見た目も装着感もなかなかのものです。

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音も八芯の効果か線種かバランス接続のおかげかわかりませんが、芯が通ったしっかりした音が出ます。低音の量感もずいぶんと増えたように感じます。個人的にはとても好きな音に変わりましたが、これがDZ7の音か、と言われればちょっと違うかもしれません。

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