CHIKYU-SEKAI 2/COSMOS

久し振りの更新です💦

 

CHIKYU-SEKAIは国内ではMoondrop(水月雨)、Softears、TANCHJIMの製品を取り扱っていますが、2/COSMOS(コスモスブンノニと読むらしい)は同社のオリジナルのイヤホンです。

 

主に使っているイヤホンが1DDのMoondrop KXXSと1DD4BAのMoondrop Blessing2 Duskということで、久しぶりにBA機が欲しいなということでお手頃価格のこちらを購入した次第です。

2019年4月の春のヘッドフォン祭で、お手伝いをさせていただいていた七福神商事さんと同じフロアでCHIKYU-SEKAIはブースを出しておられたので、休憩時間にいろいろ試聴させていただいた記憶があるのですが、Softears CERBERUSの印象しか残っていません。その時にこの2/COSMOSも聴いたかもしれませんが、まったく記憶に残っていないので、無試聴購入みたいなものだと思っています。

公式ホームページはこちら。

www.chikyu-sekai.com

 

こじんまりとしたパッケージです。f:id:kiliko3611:20210615114249j:image

附属品はイヤーピースとレザーケースのみ。レザーケースは職人手作りのスエード製だそうです。個人的にはあまり附属ケースは使用しないので、あまり附属品に金をかけなくても、と思わなくはありません。

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附属のケーブルはよくある感じのタイプです。f:id:kiliko3611:20210615114423j:image

本体。充填された樹脂製ということで、サイズの割には重みがある感じです。気泡などはなく、ミーハーな私としては見た目がお気に入りです。クリアな筐体に黒いケーブルはいまひとつ似合いませんな。

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装着感はちょっと耳の形状によって合う、合わないがあるかなと思います。自分にとってはしっかりと装着ができ、遮音性もかなり高く、集中して聴くことができそうです。

 

試聴環境はスマホ(Poco X3 Pro)からBluetooth及びBeat Audio Emerald MKII Digital Adapter Cable USB Type-C to USB Type-CでFiio Q5s-TCに接続し、音源はAmazon Music HD及びApple LosslessでCDをリッピングしたもの等になります。

附属のケーブル、イヤーピース(Mサイズ)で聴いていきます。公式によるとフルレンジBA+高域用BAということなので、見た目のすっきり感と同様に、中域~中高域がメインのすっきりした音かと思っていたのですが、箱出し直後は、音が荒々しく、立体感に欠けた音が耳の当たりで鳴っているという印象で、ちょっと失敗したかもと。特に音量を上げると粗が目立つ感じだったので、小音量でBGM的に流すとなんとか聴ける感じでした。

BA機はあまりエージングの効果は無いとのことですが、しばらく鳴らし込んだためか、それとも私の耳が調教されたのか、音自体は荒々しさは無くなりました。立体感も奥行きはやや感じられますが、左右の広さはあまり感じられません。

高域は伸びる感じはありませんが、十分な感じではあります。低域は必要最小限というところで、迫力がある楽曲は物足りない。

自分が好きな曲をいろいろ聴いてみましたが、ハンマーフォール、プライマル・フィアらパワーメタルは予想通り合わず、ナイトウイッシュ、ディレイン、アマランスあたりの女性ボーカルのシンフォニック・メタルになら合うかと期待しましたが、やはりサラッとし過ぎていて楽しめません。アバ、カーペンターズあたりの女性ボーカル曲がベストマッチというありがちな結果になってしまいました。

 

高域と低域を少し伸びる方向にしたいと思い、イヤーピースを変えてみました。

附属のイヤーピースはradiusのディープマウントイヤーピースっぽい形状で悪くはありませんが、もう少し装着感をアップしたい感じ。f:id:kiliko3611:20210615115717j:image

ノズルは太目でかえしがないため、装着できるイヤーピースは限られるかもしれません。個人的定番のRHA デュアル・デンシティシリコンイヤーピースは嵌りそうもないので、Acoustune AET07、SpinFit CP145、AZLA SednaEarfitあたりを試してみましたが、CP145はちょっと高域が不自然になり、SednaEarfitは装着感がビミョーなため、一番自然なAET07でいこうかなと思います。f:id:kiliko3611:20210615115412j:image
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次にケーブル交換を試してみます。とりあえずはお安いところでAmazonで販売されている中華ケーブルをいろいろと試してみます。いずれも4.4mm5極バランスケーブルですので、ケーブル交換による変化なのか、バランス接続による変化なのかは不明です。

NiceHCK LitzPS Pro 4N8芯 銀線では高域が強くなるにはなるのですが、ちょっと掠れる感じがして好きな音ではありませんでした。f:id:kiliko3611:20210615022614j:image

最近、(一部で?)話題のJSHiFiのケーブルをいろいろと。D4G 4芯単結晶銅金メッキ(だそうです)は中域が強化される感じでボーカル曲にはいいかな? 

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GYT8 8芯金銀銅混合線(だそうです)は低域が締まったというかどっかに行った💦

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RB8 8芯単結晶銅金メッキと単結晶銅銀メッキ混合線(だそうです)はケーブルが極太な見た目に反して高域が強調され繊細な感じ? 

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Moondrop KXXS用に買ったonso_04を試しに。やや低域が減ったように感じますが、音場自体は狭いものの、変な圧迫感もなく心地よい感じです。ちょっと対イヤホン価格としては高価かもしれませんが、最適解かもしれません。f:id:kiliko3611:20210615022643j:image

ということで、総評としてはメタルにはいまいち合わないけれど、BGM的に軽く音楽を聴くには悪くないかなという印象です。びっくりするほど解像度が高いとか、高域が伸びるとか低域が沈むとかはありません。どんな曲でもそれなりには聴かせてくれてます。価格的な満足度は見た目がどれぐらい気に入るかにかかっているのかも。

できれば(手放してしまわなければ)もう少し使ってみた感想を後日に書ければと思っています。

※JSHiFiのケーブルはピンがやや太いのか、ちょっと固めだったので、頻繁に抜き差しするのは控えたほうがいいかもしれません。f:id:kiliko3611:20210615120107j:image