須山補聴器 FitEar EST

FitEarのイヤホンはTO GO 334以来久しぶりになります。静電型ツイーターという新しい技術を採用したイヤホンですが、あまり専門的なことはわかりませんので、詳細は下記をご覧ください。

fitear.jp

プレートのデザインはいつものFitEarのイヤホンの形状ですが、シェルがオーバルホーンシステムというデザインで装着感が良く、遮音性もかなり高いように感じます。カスタム版の販売も最近始まりましたが、この装着感ならユニバーサルバージョンで十分と思って購入した次第です。

一応パッケージや附属品はこんな感じです。
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デザインは地味と言われてるようですが、見ようによってはカラーが私の好きなブルーグレーっぽく見えることがあるので、個人的には気に入っています。イヤーピースは太目のノズルに合いさいすればどれもいい感じで、SpinFit CP145やCP155、ちょっと無理をすればRHAのイヤーピースも使用可能です。

音質は高、中、低域がバランスよく音が出ている感じで、手持ちのイヤホンでは最もリファレンス的に使用できるかなと思うのですが、構成が特殊なんでどうでしょうか。

ケーブルは音質的には附属のケーブルでも問題ないのですが、かなり反発が強くて使いづらいため、Brise Audio STR7-Stdに交換しています。少し全体的に重心が下ったように感じますが、バランス的には標準とあまり変わらないかと思っています。

 

JH Audio ROXANNE UNIVERSAL IEM

三代目のROXANNEです。発売されたのは2017年2月と少し前になるのですが、この音を聴かせてくれるイヤホンは唯一無二ということで購入してみました。イヤホン自身の説明などは今更感があると思いますので、詳細は下記をご覧ください。

www.mixwave.co.jp

標準のケーブルに附属のイヤーピースで聴いてもぜんぜん悪くないですし、ハードロック、メタルに合うと言われることが多い機種ですが、割となんでも聴けると思います。

 

そのROXANNEをさらにパワーアップしようといろいろ試行錯誤しています。

まずは手近なイヤーピース選び。よく言われるのが小さめのイヤーピースを耳奥に入れる感じで装着すると篭りを感じない音を聴かせてくれるというのですが、個人的にはこの耳奥に入れる感じがあまり得意ではありません。いまのところはSpinFit CP100のSサイズを使っていますが、こちらはいろいろと試行錯誤中です。

 

ケーブルはまずはE4UA様にオーダーしたMMCX変換アダプタを利用していろいろ試してみました。このアダプタ、このサイズで低音調整機能も備えていて驚きです。見た目も麗しく、無骨なROXANNEがちょっとお洒落に?

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まずは高域の伸びに期待して銀線を試します。七福神商事の銀龍を使用。すっきりと明瞭感を感じられる音で悪くはありませんが、ROXANNEらしさがどこかへ行ってしまった感があります。このアダプタを介して、他にもBrise Audioのflex001や中華ケーブルもいろいろ試してみましたが、決定打に欠けました。

このアダプタを利用する場合は、このケーブルを使いたいという時に導入すべきで、いろいろ試して…と思うと私の性格上、どのケーブルに決めるかは困難だったようです。

で、初心に戻って?JH Audioの4pinに対応したケーブルを、と思ったのですが、定番のBeat Audioのケーブルは10万近くしてお高い。価格だけの価値はあるかと思いますが、一応はケーブルは5万まで(先日までは3万までだったのですが…)と決めている自分にとってはちょっと高嶺の花でした。(それでもHadalは見た目とケーブルの柔らかさにだいぶ悩みましたが)

そこで思い出したのは以前に利用したことがあるので、時々販促メールが送られくるMOON AUDIOのケーブル。元々JH Audioの附属のケーブルはMOON AUDIO製と聞ききましたので、相性は良いだろうと。

 

久々にMOON AUDIOのサイトをチェックすると以前の主力だったBlack Dragonに加え、Blue DragonやBronze Dragonというのが増えています。Silver Dragonは前にもあったような気がするけど記憶はあやふやです。

詳細を見るとBlue Dragonはヘッドフォンケーブル、USBケーブル等でイヤホン用のケーブルは無いようです。また、Bronze Dragonは2pinとiSine用のみです。

ということでBlack DragonとSilver Dragonの二択なんですが、価格は200ドルと350ドルでその差は150ドル。それぐらいなら銀龍(これも英訳したらSilver Dragonやん)の印象が良かったので、Silver Dragonを選択しました。ちなみに純正のケーブルはジャスト100ドルで販売されています。

www.moon-audio.com

10月26日にオーダーして発送連絡が30日、到着は11月1日でした。価格は350ドルに2.5mmバランスプラグを選択して+5ドル、Fedexの送料が33.91ドルで合計388.91ドル、日本円で4.3万程度です。
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見た目、線の太さは附属のケーブルとほぼ同じです。色がややグレーというかシルバーっぽいです。取り回しは良好ですが、耳掛け部に針金が入っているのが個人的に苦手です。これ、取れないかしらん。

銀線の影響かバランス接続の恩恵か、低音調整を最大にしても音がごちゃっとすることなく聴くことができます。高域も特に刺さることもありません。しばらくはこちらのケーブルで聴き込んでいきたいと思います。

 

final audio Make 2

MAKUAKEでクラウドファウンディングされた時から気にはなっていたのですが、筐体が角張っており、CA AndromedaやKZ ZS5、6と同様にうまく装着できないのではと思い、スルーしていました。先日の大阪ポタフェスのfianlのブースで試聴したところ、装着感も良く、音質も低域がそれなりの深さと量感がある感じで好みだったため、ヤフーオークションで出品されていた未開封品を落札させていただいたものです。落札額が発売予定価格の32,800円を超えなかったのも落札の理由の一つですが。

詳細は下記の公式ページをどうぞ。

snext-final.com

 

パッケージや附属品はこんな感じです。
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Makeシリーズは自分の好みにあった調整ができるというのが売りなんですが、かなり細かい作業が必要となるため、まだ手が出せていません。というか、特に手を加えずともそこそこいい感じです。ポタフェス時にfianlのブースの方も仰っておられましたが、DDドライバのエージングに時間がかかるとのことですが、割と早い段階から悪くない感じです。筐体の材質の影響もあるかもしれませんが、非常に硬質でメリハリのある音は私の好むHR/HMにぴったり合うように感じます。

イヤーピースはfinaiのEタイプ、ケーブルは中華ですがKinboofiの銀線4芯の2.5mmバランス接続用に交換していますが、さらに硬質にキラキラしたイヤホンとなっています。

 

 

bboooll BO-T1

AmazonのWTSN Audioからの購入となります。3,000円弱という価格ながら3機のダイナミックドライバ搭載が売りのイヤホンなんですが、音質はともかく、いまひとつ立ち位置が不明で評価に困っているイヤホンです。AliExpressでの価格は20ドル弱なので、安心・即入手可能なAmazonで買うかはお好みで。

 

最近、LEARから発売された多ダイナミックドライバイヤホンのBAMDAS 5を試聴したのですが、こちらの勝手な期待なのかもしれませんが、5DDのパワフルな低域に期待したところ、予想外にフツーな音だったのでがっかりしてしまいました。それでというわけではないのですが、きっと中華(まぁLEARも中華といえば中華なんですが)イヤホンの多ダイナミックドライバイヤホンなら頭の悪そうな低域(いつも言っていますが褒め言葉です)を聴かせてくれるだろうと期待しての購入です。
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3,000円弱にもかかわらずそこそこちゃんとした箱に入っています。附属品も必要にして十分な感じ。イヤーピースはちょっとSpinFit風。
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スマホ用のリモコンが付いたケーブルです。取り回しが特別悪い感じではありませんが、あまり品質が高いということも無い感じ。リモコンの動作については、当方が使っているnubia Z17 lightがイヤホンジャックが無いタイプだったので検証できませんでした。
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特徴的なデザインですが、お世辞にもカッコいいとは言い難いです。目玉のような3つの円の真ん中にそれぞれベントが空いているので、そこそこ音漏れしそう。

 

音質は到着して50時間ぐらい鳴らしっぱなしにした後の感想です。まだ変化するかもしれません。付属のイヤーピースではいまひとつ装着感が良くなかったのでいろいろ試してみましたが、なかなフィットするイヤピに苦労しました。困った時のSedna Earfitもいまいちで最終的にSpinFit CP155で。割と耳奥に入れる感じです。DAPはAK SE100のアンバランス直挿しです。

 

第一印象は篭もりとは無縁ですっきりとしてるなと。低域は無くはありませんが中低域ぐらいの浅めなところで量も多くはありません。迫力には欠けますが、厚みはそこそこあるので、気にならない方もおられるかも。特にボーカルを聴きたい方には邪魔にならなくていいかな。高域もどこまでも伸びる感じはありませんが、必要な質は確保できているかなと。パワーメタルには合わないけどNIGHTWISHあたりのキラキラメタルは大丈夫。

音場は広くもありませんが狭くもありません。ボーカルは特別に近くは無いとは思います。

DAPではなくPCやスマホ直挿しにしてみましたが、こちらの方が合う感じですね。リモコン付きケーブルという仕様から当然といえば当然なんですが。

 

で、思うのですが、スマホ直挿しで気軽に音楽を聴こうという層がこのイヤホンを選ぶか?ということです。3DDという仕様やこの奇抜なデザイン。これはどう考えてもそれなりにイヤホンを趣味としている人向けじゃないのか。

それならもう少し価格が上がっても簡単にリケーブル可能な仕様にすべきだったんじゃないでしょうか。

音質はそれなりに悪くは無かったので、このイヤホンの立ち位置のアンバランスさばかりが気になる一本でした。

 

大阪ポタフェス 行ってきました 2018年版

10月7日(日)に開催されたポタフェス2018に参加してきましたので、試聴させていただいた機器等の簡単な感想です。

ポタフェスは今年は3月の名古屋に続いての参加となります。仕事の都合で日程が合わず、比較的近い大阪(私は京都在住)会場の参加は初になります。今回の会場はeイヤホンEST店と目と鼻の先で、大阪駅からも近く比較的わかりやすかったんじゃないでしょうか。広さ的には名古屋と同等かちょい広い程度かな。

このようなイベントでは日頃はTwitterでやり取りさせていただいている方と顔を合わせるのも楽しいですね。Twitterでのイメージとぴったりの方や意外な方もおられる感じで。そういう意味では自分もどう思われているやら…

 

試聴はDAPIRIVER AK SE100、イヤホンはJH Audio ROXANNEを使用しています。ケーブルの試聴はE4UA作アダプターを介したqdc 4SS SEを使いました。

 

Brise Audio

最近いろいろとケーブルを買っていることもあり、まずはこちらへ。STR7-Std MMCX-2.5mmを聴かせていただきましたが、少し前に購入した同社のflex001 SEとはかなり傾向が違い、全域にレベルアップする感じで、元のイヤホンの音の傾向はあまり変わらない感じで好印象でした。また、Briseのケーブルは取り回しが悪いというイメージがありますが、こちらのシリーズはflexシリーズとほぼ同じレベルで改善されているようです。

次に聴かせていただいたSTR7-Ref.は、Stdと使用しているケーブルの材質は同じにもかかわらず、使用するパーツが違うというだけでずいぶんと音が変化しています。より高域が伸びやかに感じ、さすがに値段の差だけのことはあるという印象です。個人的にはケーブルは30K円までと固く心に誓っているので手を出すことはありませんが。プラグの外観もメカメカしくてカッコよく所有欲を満たしてくれる一品だと思います。

それにしても同じケーブルをパーツをグレードアップさせるだけでここまで音質が変化するとは…オーディオの奥の深さを今更ながらですが垣間見させていただきました。
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ORB

ORB Clear force Ultimateを先日に購入したところですが、ノーマルのClear forceを聴かせていただきました。取り回しはやや難がありますが、個人的にはノーマル版の音の方が好きかも。明瞭感等はUltimateの方が高いように思いましたが。

 

RHA CL2 Planar

音量は取れますがちょっとSE100単体では本領発揮とまではいかないようです。またちょっと鳴らし込みが足らないかもしれないとのことでした。それもあってか、あまり印象に残る音ではありませんでした。
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Final Make2

音にも興味はありましたが、最も気になっていたのは装着感です。出資しなかったのはWebで見た際に角ばったデザインが耳に合わないような気がしたので。実際には全く気にならず、装着感は良好でした。イヤホンを点で支えず面で支えるようにしたので耳への負担は少ないとブースの方も仰っておられました。音質も音量は取り難いですが、低音もしっかり出ておりメタル系の楽曲にも合う感じ。12月頃に一般販売の予定とのことでしたので、これは買う可能性大です。デザイン的にはブラックボディのMake3が一番なんですが。
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Kinera Odin

Kineraは比較的安価なイヤホンを出しているイメージが強かったのですが、Odinは片側8BAということもあり、100K近くするそうです。音質は外観と同様に派手目で、全域に亘ってパワフルな感じ。付いていたケーブルも銀線の凝ったもので、その恩恵も多分にあるかもしれません。ただ、一般販売の際にこのケーブルが附属するかどうかは未定とのことです。

個人的にはやや音が近いのが気になりましたが、ケーブルを替えるとまた違う顔を見せてくれるかもしれません。
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VECLOS HPS-500、HPT-700

前回の名古屋ポタフェスで聴いて好印象だったので再度聴かせていただきました。まぁ既に販売が始まっているので量販店で聴けばいいのですが、開発・販売に携わっている方のお話を聞かせていただくのは楽しいのでご容赦ください。

気に入ったのはお安い方のステンレスバージョンのHPS-500ですが、やはりヘッドホンはDAP単体でというかSE100では厳しいようで、名古屋で聴いた時ほどの感嘆は感じませんでした。これからの秋のヘッドホン選び、どうしますかねぇ。

楽彼(LUXURY&PRECISION) L4、LP5

独特のデザインで気になっているDAPの新作を聴かせていただきました。ROXANNEとは思えないクリアな音を奏でるのですが、良いような悪いような。イメージ的にはもっとパワフルな感じかと思っていたのですが、しっとりと細やかな音を聴かせるDAPでした。特にLP5は操作性は一昔前のDAPのようで、奇抜なデザインと重さもあって、ポータブル用途というより据置きと接続しての使用をメインに考えているとのことでした。

SE100と全く違う音質なこともあり、ちょっと欲しくなってしまいました。f:id:kiliko3611:20181008114039j:image

 

エーツーピージャパン TR-07hp

以前から気になっていたアンプです。まさかポタフェスで聴くことができるとは思ってもいませんでした。ありがとうございました。

外観は講入欲をそそる無骨なかっこよさに溢れています。持った感じも適度に重量感があり、サイズも思っていた以上に小ぶりです。

音質は真空管アンプかと錯覚するぐらい暖かくパワフル。ややイヤホンや楽曲を選ぶ感はありますが、嵌ればかなりの満足感が得られる一品でした。

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あとから思えばあれも聴いてないこれも試してないと後悔しまくりですが、途中でESTと日本橋のeイヤホンに行ったりしたので疲れ果ててしまいました。特にいつもいろいろと隠し玉?をお持ちのAccoustuneのブースに行けなかったのは残念至極です。

 

当初はあまり聴きたい機器もないかなと思ったりもしていましたが、実際にはいろいろと楽しめる一日となりました。今回のポタフェスを準備、運営、参画された各位に深く感謝する次第であります。今後ともよろしくお願いいたします。

 

番外編

途中で行ったeイヤホンで気になる機種を試聴しました。

FitEar EST

もう耳に吸いつくような装着感でこのまま持って借りたい感が半端ないです。購入するのは確定なんですが時期をどうするか。

Unique Melody MAVERICK II Re;

外観はTwitterで流れてきた時のイメージよりも明るくきれいな感じだったので少しがっかり。もう少し暗めのブルーが好きなので。音も低域が強化された的なレビューを見たので期待していたのですが、やはり高域寄りで趣味ではない感じでした。ちょっとまだ鳴らし込みが足りない可能性もありますが。

ケーブルもいいものなんでしょうが取り回しに苦労しそう。

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ちなみに他の機種を試聴していた時にこのイヤホンを試聴していたグループが、リスニングとモニターの良いとこ取りと絶賛して購入していたので、まぁ人の趣味はそれぞれだなぁと改めて痛感した次第です。

Ultimae Ears UE6PRO T0-Go

1BA+2DDという変態構成?に期待していたのですが、低域の量は多いものの締りが感じられず残念な印象。カスタムだともう少し違う感想になるかもしれません。

Cayin i5

既に販売終了していますので中古品の試聴です。以前から気になっていた機種ではありますが、イヤホンを選ぶタイプかなという印象です。巷で評判のパワフルさは実感しましたが、ROXANNEには合わない感じでした。

ORB Clear force MMCX Ver.2 (MMCX-2.5φBalanced(1.2m))

ORB Clear force MMCX Ver.2 (MMCX-2.5φBalanced(1.2m))

 

 

 

 

 

qdc 4SS SE

qdcのイヤホンを買ったのはNeptune以来です。JH Audio ROXANNEと同時に買ったのですが、ROXANNEが濃いめの音を奏でるのに対し、すっきりと明瞭感が高いイヤホンとして使い分けが可能かなというのが購入の動機です。まぁ同じ傾向のイヤホンは他にもあるかと思いますが、こちらを選んだのはデザインに一目惚れしたというのが大きかったりしますが。そういえばNeptuneも見た目買いだったなぁ。

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片側4BAのイヤホンで定価が約100K円というのは中華の多ドラ(まぁqdcも中華なんですが)と比するととんでもなく高価なような気がします。音質もそこまで全然違うかというとなんともいえない気がしますが、このデザインはかなり所有欲を満たしてくれるかと。

スペックは前述の通り片側4BA、Low-Mid×1、Mid×1、High×2ということで高域よりとうのは予想通りですが、中・低域もそれなりに感じられ、試聴した他のqdcのイヤホンよりはリスニング向けかと思いました。

購入はFujiya Avicでしたが、最初に届いたのは筐体に微小な丸い穴が空いており、初期不良による交換となりました。4SS SEのフェイスプレートはマイカ(雲母)が使われており、同じものは無いとのことですが、あまり大きく変わったとは感じませんでした。

 

qdcの各イヤホンのケーブル端子は前のUEカスタムと同じ独自の形状をしており、リケーブルの選択肢が少なく困るところです。そのため、以前にSONY MDR-EX1000の変換アダプタでお世話になったE4UA様のMMCX変換アダプタを購入させていただき使用しています。接点が増えることによる音質劣化や端子部が長くなり装着感が悪化することもあるかもしれませんが、特に大きく違和感を感じることはありません。
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リケーブルはいろいろと試しました。濃いめの音を出してくれることを期待して純銅線も考えましたが、それよりも七福神商事の銀線の銀龍がいい感じです。基本的な性格を変えずにレベルアップした感じです。

 

ケーブルとして評判の良いORB Clear force Ultimateも試しましたが、確かに銀龍よりもさらに明瞭感、高域の伸び、低域の締りと沈み込みともにアップした感じでぱっと聴くといいんですが、少々聴き疲れするかもしれません。
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またノズルが比較的短いタイプなので、標準のイヤーピースが二段フランジということもあって全長の長めのイヤーピースが推奨されているのかもしれませんが、ちょっと個人的には合わなかったので、AZLA SednaEarFit Mサイズを試したところ、遮音性も高く、ぴったりとフィットする感じです。

ケーブル選びをはじめ、いろいろと試してみたいと思います。

 

 

 

IRIVER Astell&Kern A&futura SE100 Titan Silver

先日に遠出の帰りに寄ったeイヤホン名古屋大須店にて、最近のメインイヤホンであるHotfi HF20で試聴したところ、HF20の低域の深さと高域の伸びに対する不満を見事に払拭してくれる音でした。30K円のイヤホンを鳴らすのに200K円のDAPを使うのもなぁと思いつつ、このイヤホンをこれだけ鳴らせるなら、もっと素性の良い?イヤホンでも力を発揮してくれると思い、購入に至った次第です。

 

このDAPの売りはポータブルオーディオ初のESS Technology 8ch DACES9038PRO」搭載だそうです。DAPの音がDACだけで決まるわけではないかと思いますが、なぜか今まで使ってきたDAPDACアンプで音が好きだったのが全てESS TechnologyDAC搭載機だったということは、個人的な嗜好に合うのかもしれません。ESSDACのキャラクターは明瞭、硬質らしいので、そのあたりは確かに好みかなとは思います。

AK120+GLOVE A1 ES9018

ONKYO DP-X1、ONKYO DP-X1A、GRANBEAT ES9018K2M×2

iBasso DX200 ES9028PRO×2

Fiio X7 ES9018S

Fiio X7 MKⅡ ES9028PRO

Hiby R6 ES9028Q2M×2

 

Iriver Astell&KernDAPの使用履歴はAK100AK100 MKⅡAK120AK120ⅡAK100ⅡAK70AK70 MKⅡと比較的安価な機種を購入するものの、AK120Ⅱ以外は音がちょっと好みではなく、ポータブルアンプを組み合わせて使うことがほとんどでした。AK120Ⅱは音は好みだったのですが、見た目がいまひとつ好きになれず手放してしまいました。

そんなこんなでAKとは相性が悪いなぁ、また最近は音は悪くないけどメタルに合わないとか金銭的に厳しいという感じであまり気にはしていませんでした。

デザインもなんか奇を衒った感じで変に傾いていたりでちょっと好みではありません。それはこのSE100も同様なので、ちょっと使い続けることへの不安はあるのですが。
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購入時に専用ケースを付けていただいたので使っています。本体のデザインが気に入っている方はケースを付けるとデザインがスポイルされてどうなんでしょうね。
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不思議と自分のTwitter上ではSE100を購入した方はおられませんので、SP1000SR15に挟まれたポジションが微妙なのでしょうか。ちなみに今回のSE100の購入に際して、改めてSP1000SR15を聴いてみましたが、やはりちょっと求めている音とは違う感じでした。

サイズ的にはGRANBEATを使っていたことを思えばそこまで大きいとは思いません。重さはHiby R6 SSよりは軽いので問題ありません。ぎりぎりシャツの胸ポケットに収まる感じかと。

平行四辺形な形状は確かにテーブルに置いた時とかに持ちやすいように思いますが…。

音質的には試聴時よりは低音が強くて高域が伸びていない気がしますので、もう少し鳴らしこんでから改めて書きたいと思います。