Questyle QP1R
こちらは発売されてほぼ一年となるハイレゾプレイヤーです。こちらもTwitterでフォローさせていただいている小倉 彬さん@ogura_aki からお借りしたものです。いつもありがとうございます。
既に生産終了したみたいで、かなり割引されて販売されることもあるみたいです。昨年のポータブルオーディオのイベントでバランス接続用端子とUSB出力を可能としたモデルが参考出品されたようなので、それが近々、新製品としてアナウンスされるのかもしれません。
www.questyleaudio.comDACはシーラスロジックのCS4398で、シングル、デュアルの違いがありますが、OPUS#1やibasso DX80、AK70と同じになります。個人的にそのあたりの音があまり好きではないので、どうなのかなという感じです。
サイズはそんなに大きくはないのですが、ずっしりとした重量感があり、良い音を聴かせてくれるだろうなぁという期待感が高まります。デザインはボリュームが特徴的で、DAPというよりもアンプっぽい?です。フルディスクリート構成のアンプを搭載し、ポタアン要らずが特徴だったはずなのに、なぜかラインアウトの音質が絶賛されるという謎のプレイヤーだったりします。まぁラインアウト端子がある時点でほんまにアンプが売りなのと突っ込みを入れたくなる仕様なんですが。
操作はホイールを回して中央のボタンで決定という以前のプレイヤーによくあるパターンなんですが、どうもこのホイールがちょっと力を入れて回さないといけない感じで、最初は空回りしているのかと思うぐらい扱いにくかったです。また大きいボリュームノブもあまりトルク感がなくするする廻る感じでちょっと不安だったりします。
そんなこんなで肝心の音を聴きます。使用したイヤホンはUM MAVERICH+とCA LYRAⅡです。
とても濃厚です。スピード感もあり、解像感もあり、広い音場、しっかりした低音と前に出るボーカル、そしてパワフル。音楽に包まれる感じは心地いいですが、これ一台だとちょっと聴き疲れするかもしれません。これはいい感じです。CS4398の他の機種とは全然違います。DACだけで判断してはいけませんね。
特にLYRAⅡとの組み合わせが個人的にはとても良かったです。LYRA用のプレイヤーとして欲しいかも…
では噂の?ラインアウトを試します。ケーブルは芝音研のMeteor V3、アンプはALO CONTINENTAL V5です。
キャラクターを残しつつとても素直な音です。ただ、V5とはあんまり相性が良くないかもしれません。キャラが被っているかもしれません。以前に持っていたPicolloさんやAune B1あたりなら、QP1Rのキャラをもっと伸ばせるのではないでしょうか。
私の今の環境ならQP1R単体で、イヤホンはLYRAⅡで運用したいですね。中古で安くなったら買うかもと思いましたが、そうなると今後は合うアンプ探しをしてしまいそうで不安?です。