Luxury & Precison L4
楽彼(Luxury & Precison)は中国のメーカーで、COLORFLY C4の設計者たちがたちあげたブランド、だそうです。COLORFLY C4は音は良いけど操作性と見た目が、という印象だったのですが、この新しいブランドの方でもややその傾向が見られるのは伝統というには困ったものです。
L4はLuxury & Precisonの最新機種になります。国内ではiBasso製品を中途半端に取り扱っているサイラスの取扱となっており、同社のダイレクトショップとFujiya Avicで販売されています。どちらにしても試聴できないのでお安いのでPenon Audioで購入しました。
オーダーは11月22日、発送が24日で到着は26日です。送料無料でDHLで発送いただけますので、ほとんど国内で購入するのと同じ感じで買物ができるのではと思っています。価格は699ドルです。
スペックはこんな感じです。
- ディスプレイサイズ(解像度)/タッチパネル 3.5 inch (480×320)
- DACチップ AKM AK4414
- 周波数特性 20Hz~20kHz +/- 0.5dB
- 再生周波数帯域 10Hz~40kHz
- 定格出力(32Ω) Unbalance: 2v 125mW (32Ω)、Balance: 4v 360mW (32Ω)
- 出力インピーダンス Unbalance: 2.2Ω Balance: 4.4Ω
- S/N比 Unbalance: >-118dB Balance: >-119.5dB
- 全高調波歪率+ノイズ <0.0016% (32Ω)
- Line Out 出力 2Vrms
- 内蔵メモリー 32GB(with OS)
パッケージ。
パカッ
附属品です。
裏面です。
上部。アンバランス出力、バランス出力、ラインアウト/コアキシャル出力(兼用)になります。
バランス出力は2.5 mm 4極 TRRS(先端からR- R+ / L+ L-)ということでAKやONKYOと同じです。
右側。上からパワーオン/オフ、FWD、再生/停止、RWDのボタンです。
下部。MicroSDXC&SDHCスロットとUSB(マイクロB)です。てっきりUSB Type-Cだと思っていたので残念です。
左側。すっきり。
SONY ZX300と比較。あまり大きさ、重さともに違いがありません。L4の方がもっと大きいと思っていました。
AK A&futura SE100と比較。
附属品にケースが無いためか、おまけでケースを送っていただいたと思い、さすがPenon、気が利いているやんと思ったのですが、L3のケースだったようでサイズが微妙に合わず、途中までしか入らず、取り出すのにも苦労しました…
起動時の画面は中国語です。言語選択では日本語は見当たりませんので、英語のまま使用しています。Fujiya Avicの試聴機では日本語表示されているそうなので、ファームウェアのバージョン違いのためか他の理由があるのか不明です。
確認したところ、こちらがVer1.0.0.0に対し、公式ではVer1.0.0.2になっていたのでダウンロードしようと思ったのですが、Luxury & Precisonのホームページが中国語オンリーだったり、ダウンロード画面でソフトのインストールが必要だったりで諦めました。ちなみにサイラスのホームページ上ではまだL4のバージョンアップ情報は見当たりません。
基本ソフトがAndroid等ではなく独自ソフトということでMicro SDカードはFAT32でフォーマットする必要があるようです。最初にこちらで用意したデータを入れたSDカードを挿入し、メディアライブラリの更新をすると途中でシャットダウンしてしまい、保存した設定も初期化されるという事態に陥りました。いろいろと試してみたところ、ファイル名が長いデータが引っかかっていた様子。該当ファイルを削除してライブラリを更新して準備完了です。
ちなみに引っかかったファイルはこれをiTunesでリッピングしたもの。確かにアーティスト名が長くなるわけです。
- アーティスト: 石川智晶,石田燿子,ELISA,GRANRODEO(KISHOW),栗林みな実,サイキックラバー,savage genius,JAM Project(影山ヒロノブ ALI PROJECT(宝野アリカ),石川智晶,石田燿子,ELISA,栗林みな実,savage genius,JAM Project(奥井雅美),Suara,茅原実里,平野綾,美郷あき,水樹奈々,Ma ALI PROJECT(宝野アリカ),サイキックラバー,JAM Project(影山ヒロノブ,遠藤正明,きただにひろし,福山芳樹) GRANRODEO(KISHOW),奥井雅美,鈴木Daichi秀行
- 出版社/メーカー: evolution
- 発売日: 2008/07/23
- メディア: CD
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もうひとつうまくいかなかったのは、ハイレゾ音源のうち、24bit/96khzのALACの音源がちゃんと再生できなかったこと。スロー再生時の音声みたいになります。これはどうしようもないので、素直に購入先のOTOTOYからFLACファイルで再ダウンロードしました。
そんなこんなはありましたが、その後は特に問題なく使えています。見た目も真四角で愛想がない感じですが個人的には好みです。
画面はSE100とかに比べると小さいですが、カバーアートの表示もそれなりにきれいです。曲を次々とランダムで早送りするとSE100ではちゃんと反映されないことが多々ありましたが、そういうことはありません。
ライブラリ画面はシンプルに文字だけの表示なので、最近のDAPに慣れておられる方には無愛想に思えるかも。
音はクールでパワフルに尽きるかと。艶や色気なんて欠片もありません。音場はやや広く感じます。低域もしっかり出ていますが締まった感じで、そのために印象としては高域寄りな出音に感じます。
この辺りは使っていくうちに変化があるのかわかりませんが、また記事に書きたいと思います。