ポタフェス2018 WINTER 東京・秋葉原 行ってきました

3月の名古屋、10月の大阪に続いての参加となります。京都から500km、ドライブのついでの参加でした。寝不足気味の頭と耳での試聴ですので、いつも以上に参考にならないかもしれませんが。また、一つの機種の試聴時間はいずれも数分なので、あくまでも印象レベルで、実際にじっくり聴くとまた違う感想になると思います。

 

また、カスタムイヤホンやBluetooth(ワイヤレス)、買えそうにない高額なイヤホンは聴いていませんのであしからず。

 

試聴機はDAPはLuxury&precision L4、イヤホンは2.5mmバランスアウト用はUnique Melody 3DD-Ti、3.5mmシングルアウト用はFearless Audio S-8 FREEDOMを使用しました。
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七福神商事

販売直後のLZ-A6“黒将軍”。4BA+1DDにセラミックツイーターが追加されたモデルです。見た目は地味ですが、9種類の交換用ノズルと本体に設置されたプッシュ式スイッチで自分の好みの音質に近づけることが可能です。

まずは基本の黒ノズルで試聴。すっきりと伸びやかな高域が印象的ですが、少々物足りなさを感じたので、一番濃い目の音となる紫ノズルに交換。濃い目といっても基本的な明瞭感の高い音質は変わることなく、それでいて違う音になったのが感じられます。

個人的にはこの紫のノズルが好みでした。

プッシュ式スイッチをオンにすると、低域が増えるというよりは音が遠くなったように感じました。これはオフのままでいいかな。f:id:kiliko3611:20181222202004j:image

Fearless Audio S-8 Pro。同FREEDOMを所有しているため聴き比べをしてみたのですが、Proの方が低域と高域が伸びている感じはしますが、音の拡がりはFREEDOMの方がある感じ。どちらもいいんですが、両機所有するまでは無いかな。f:id:kiliko3611:20181222202033j:image

ミックスウェーブ

Unique Melody MIRAGEはチタン筐体に3BAのイヤホン。ユニメロのイヤホンといえば滑らかであまり強調しない音というイメージだったのですが、こちらは低音が強くて楽しい感じです。まぁ予価134,000円とのことですので躊躇しますが。

個人的にはチタン筐体のデザインは苦手な感じ。所有している3DD-Tiもデザインはちょっと好みじゃありません。

ちなみにこの3DD-Ti、日本での発売は予定がないとのことでした。また、リケするとしたらどんな線材が合いますかとお尋ねしたところ、低域を強化する銀線が良いのではとのことでした。あと、附属のケーブルも悪くないよとも仰っておられました。

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Campfire Audio SORARIS。スタニスワフ・レムの「惑星ソラリス」の大ファンとしては買わずにはいられないと思っていたのですが、それとは関係ないそうです、残念。

見た目はキラキラ過ぎてちょっと趣味じゃないですね。装着感はいまいちと聞いていましたが、思っていたよりは悪くないかなと思います。

音質はもう高域から低域からこってりと音の洪水で、数分で聴き疲れしました。聴き疲れして写真を撮るのも忘れてました。

これを書いている時点では既に発売されているので、また改めて試聴したいなと思っています。

Faudioの3BA機。見た感じはDD機のMajorの色違いという感じです。すっきりした明瞭感が高い傾向で、ややインパクトに欠ける感じはありますが、飽きずに使えるのはこういう音なのかなぁと思わせる感じ。
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同5BA機。3BA機と同じ傾向ですね。

いずれも2月ぐらいまでには販売したいとのことでしたが、見た目で区別がつかないのはどうかと。f:id:kiliko3611:20181222202159j:image

iBasso Audio

DX200GoldはSONY WM-1Zを思わせるカラーに重量でした。音も1Z的なある意味まったりした傾向かと思いましたが、そこはiBassoなので、パワフルで解像感の高い感じと音の濃さが絶妙にマッチした感じです。搭載されているのはいちおうAMP1ですが、単なる色違いではなく、DX200GOLDに最適化されたAMPだそうです。ある記事によると価格未定だが35万円~をイメージとのことで、ブースの方によると日本での発売は未定とのことでした。

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Nutube搭載のAMP9はDX150に装着されていたのですが、DX150とは思えない濃い目の音を聴くことができました。DX200との相性が気になるところ。価格も従前のAMPと変わらないらしいので楽しみです。
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既に発売済みのIT01Sはイヤーピースが合わなかったのか装着できなかったので、本来の音を聴けていないのですが、前に持っていたIT01とはかなり違う、明瞭感の高い音になっている印象でした。

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いずれにしても、あのiBassoが国内市場に帰ってきてくれたのは嬉しい限りです。

KORG

Nu:Tekt HA-KITはミント缶サイズの真空管アンプのキットです。こちらもiBassoのAMP9と同じくNutubeを搭載したアンプになります。

まずは見た目がいい感じ。音も真空管らしい柔らかさといまどきの解像感の高い感じがミックスされた印象でなかなか良かったです。また、技量のある方ならさらなるカスタマイズも可能とのことですので、なかなか楽しめる機種になっています。

唯一のネックは自分のこれを作成できる能力が無いことですね。

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SENHEISER

既に発売済みのIE40を聴かせていただきました。質が良く、そこそこの量感の低域が心地良い感じです。ブースの方に、SENHEISERらしい柔らかさとモニターっぽいくっきり感が両立した感じでいいですねと言ったら、モニターっぽいんじゃなくてモニターですと返されました。
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AAW

AAWもいろんな機種があったようですが、聴かせていただいたのは既存のAXHの上位機種のASH。AXHの上位機種なのでてっきりハイブリッド型かと思っていたのですが、7BA機という記述もあるので違うのかな。音はAXHのようなスカキンではありませんが、高域寄りなのは間違いないかと。あとフェイスプレートのデザインもちょっと好みじゃない感じですね。
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DUNU-TOPSOUND

これを書いている時点で既に販売中ですが、以前からイベントに出ていたDK-4001です。3001より1BA増えているのですが、筐体サイズが小さくなったのか、装着感は良くなっています。また、ケーブルは質感も良く、DITAのそれのようにプラグを交換することによって様々なDAPとの接続が可能となっているのは好印象です。

音質も普通にいい感じで、もうちょっと個性というか低音を期待していましたが、約10万円という価格を考えればあまり無茶はできませんかね。
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JVC

HA-FW10000です。これをいまいちという人にはお目にかかってないような気がするぐらい評判の良い機種です。で、ちょっと粗捜しをしてやろうという気もあって試聴してみましたが、確かに良いですね。価格以外では貶せるポイントは難しいんじゃないかという音だと思います。メタルやハードコアには合わないだろうと思っていましたが、そんなことはなかったです。とりあえず降参ですね。
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Acousutune

いつもいろんな試作機とブースの方の楽しいお話を提供していただいていますが、今回もチタンを使った新作HS1690Ti(仮称)を聴かせていただきました。かろうじて刺さらないキツさの高域が刺激的なイヤホンです。ブースの方からあまり好きじゃないと言われる不憫な機種ですが、僕は大好きですよ、買いますよと勢いだけで言ってしまいました。春頃までには発売だと思いますが、チタンなんでそこそこの価格になっちゃう感じです。
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後から思えば他にもいろいろと聴きたい機種はあったのですが、あまり並ぶのもしんどいしということで比較的ちゃんと聴いた機種の感想はこれぐらいです。

 

平成30年も年の瀬を迎え、今年もいろんな機器を聴かせていただきましたが、来年はどんな1年になるのでしょうか。消費税増税でイヤホンも買い難くなるのかな…
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Wooeasy Lucky Bag On Sale 11.23 YINYOO BK2 Earbud

AliExpressのショップ、Easy Earphonesのポータブルオーディオのブラックフライデー福袋です。29.9ドルということで日本円では3,500円ぐらいですかね。

こちらの福袋もHCKの福袋と同様にみんな同じ内容なのでちょっと面白みには欠けます。Easyの11.11の福袋は当たり外れがあったそうなのですが、はずれの人からはあまり評判が良くなかったみたいです。こちらは現時点で59.99ドルの製品で、また、サプライズとしてケーブルも同梱されていたので、お得だったのではないでしょうか。

www.aliexpress.com

いかにも中華な袋ですね。
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中にはイヤホンとサプライズのケーブルが。
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附属品はイヤーパッドが何種類か。
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デザイン的にはシンプルで悪くないですね。商品ページによるとステンレススチール製ということで、この時期はひんやりします。シルバーとブラックがあるようですが、こちらは見ての通りブラックです。
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筐体があまり大きくないので、装着感は悪くないかと思います。イヤーパッドがある方が安定するかもしれませんが、どうもイメージ的に籠もるんじゃないかと気がして付けていません。

 

10時間程度SONY ZX300でいつも聴いている楽曲をいつもと同じ程度の音量で鳴らした後の感想になりますが、明瞭感は高く、低音もしっかりと聴こえます。

 

インナーイヤータイプということで使える状況は限られてしまいますが、価格の割に音の満足感は高い機種ですね。

2018 NICEHCK Black Friday 福袋 NICEHCK P3

AliExpressのショップ、HCK Earphonesのポータブルオーディオの福袋です。27.8ドルということで日本円では3,188円でした。

こちらの福袋も11.11と同様にみんな同じ内容なのでちょっと面白みには欠けます。外見がqdc Neptune、TFZに似たカナル型イヤホンということでしたが、NICEHCK P3という2BA+1DDのハイブリッド型のイヤホンです。定価?は現時点で56.25ドルの品なので、お得だったのではないでしょうか。

www.aliexpress.com

パッケージはなく、いつものHCKのイヤホンケースが梱包されて送られてきました。附属品はイヤーピースが何種類か。
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デザイン的には悪くないですかね。
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装着感はイヤーピースと耳かけ式のケーブル頼みという感じなので、イヤーピース選びが大事かと思います。個人的にはSpinFit CP145が一番安定はしたのですが、ノズルが合わずイヤーピースが耳に残ってしまうことが時々あるため、CP100に変更しました。

 

10時間程度SONY ZX300でいつも聴いている楽曲をいつもと同じ程度の音量で鳴らした後の感想になりますが、最近の平均的なハイブリッドタイプのイヤホンかなと思います。高域の伸びや低域の深さはさほどではありませんが、やや高域寄りかなとは思います。特に聴いていて気になるところはありません。低価格ハイブリッドの常で割と硬めの音質です。音場は窮屈さは感じませんが、やや狭いかなと思います。

装着感が合えば普段使いにいい感じかもしれません。

 

2018 NICEHCK 11.11 Super Fukubukuro Lucky Bag

AliExpressのショップ、HCK Earphonesのポータブルオーディオの福袋です。168ドルということで日本円では2万円弱になります。

国内の福袋はアタリとハズレがあるのが楽しみですが、こちらはみんな同じ内容なのでちょっと面白みには欠けます。個人的には福袋は得したいというよりもネタとして買う感じなので、より楽しいものになればいいかなと思っています。

今回の福袋はFLANG P5、DT600、6N銀メッキ単結晶銅ケーブル、SpinFit CP145の4点でした。
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・FLANG P5

クラウドファウンディングのKickstarterのプロジェクトで見かけましたが、まだAliExpressでは一般販売はされてないようです。

www.kickstarter.com

スピーカーと一体型になるのが売りのようですが、DAP部だけのプロジェクトもあり、45%オフで89ドルなので、定価?は160ドル程度になるようです。

デザインが特徴的ですが、ボタン類がありすぎて使いにくそうな雰囲気が…

パッケージです。
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ぱかっ
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附属品です。取扱説明書は中国語と英語表記です。
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本体。プラスチック製なので不安になるぐらい軽いです。
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上から。突起部はBluetooth用のアンテナなんでしょうか。
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プラグ?を捻って外すとフォンアウトとラインアウトが。
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右側。メインスイッチやホールドスイッチなどなど。
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下から。凹んでいる部分はスピーカーとの接続部のようです。
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左側。
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選択できる言語は中国語と英語だけです。英語を選択すると曲名に日本語表示ができません。中国語を選択すると可能となります。なんか懐かしさを感じる液晶の雰囲気。
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スペックは下記の通りです。

DAC:AKM 4452VN

Supported File Formats:WAV/APE/FLAC/WMA/MP3

Bluetooth:4.2

Distorition:0.0035%(1KHz)

SNR:>95db

Channel Separation:78db(1KHz)

Disolay:LCD

Battery Capacity:2000mAh

Size:123x73x30(mm)

Playtime:12hours

当初は爆音仕様でボリュームが1か2で通常のイヤホンでは十分な音量なのに、スイッチをオンにすると自動的にボリューム10で再生が始まるという耳にもイヤホンにも厳しい仕様でしたが、HCKから送られてきたアップデータを使用することにより音量が抑えられ、安心して使うことが可能となりました。

いわゆるハイレゾデータは読み込まず、もちろんプレイすることもできません。個人的にiTunesで音楽データを管理しているのですが、ALACには対応していません。

音質は少し聴いただけですが、中低音寄りな感じかなと思っています。イヤホンはTONEKING T88Kを使いました。良い音とも思いませんが聴いていられないということもなく、評価に困るところです。

 

・HCK DT600

DT600自身はまだAliExpressのHCKのストアではまだ販売されていないようですが、下位機種のDT500が販売価格が109.46ドルなので、それ以上の価格で今後に販売されるのではないでしょうか。

パッケージ、イヤホンケースはいつものHCK仕様です。附属品はフォーム、シリコンのイヤーピース。
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個人的に緑色は苦手。
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ノズルが細いタイプなので手持ちのイヤーピースではCrystal Tipsの細軸用だけが使える感じでした。
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Twitterでは酷評するレビューも見かけましたがそこまで悪いとは思いません。中高域寄りでやや低音が少ないかなと思いましたが、出るべきところではしっかり出ており、低音過多が苦手な方にとってはいい感じではないでしょうか。そのためもあってか、明瞭感は高いように思います。音場は広くもありませんが窮屈な感じもしません。

・6N銀メッキ単結晶銅ケーブル

外観的にNICEHCK Single Crystal Copper Mixed Silver Plated Cable 3.5/2.5/4.4mm Plug MMCX/2Pin Connector For ZS10 AS10 BA10 NICEHCK M6/HK8だと思います。現時点の価格では79ドルです。

プラグは何がいいと聞かれたので2.5mmでお願いしました。

Buy Products Online from China Wholesalers at Aliexpress.com

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Fearless audio S8-FREEDOM

最近、ちょっと気になってる中華中価格8BAイヤホンの一つとしてヤフオクにて購入しました。

Fearless audioのイヤホンは国内は七福神商事の取り扱いとなり、こちらのイヤホンもオンラインショップで購入できるようです。デザインをいろいろとカスタマイズできるため、デザインや材質によっては納期が1ヵ月以上になる場合もあるようです。価格は54,980円(税込)ですので、8BAにしてはかなり安価だと思います。

公式及び七福神商事のホームページは下記になります。

www.fearlessaudio.com

www.tsh-corp.jp

スペックは下記の通りです。

  • 感度:113dB
  • 周波数特性:15Hz~20KHz
  • インピーダンス:15Ω
  • ドライバー構成:26dB 8BA(超低域 2BA 中低域 2BA 中高域 2BA 超高域 2BA)

BAドライバーはSONION、Knowlsを使用しているようです。

 

パッケージ。イヤホンとは思えない大きさ。
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ぱかっ。
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附属品です。イヤーピースと清掃用ブラシ、金属製のケースです。
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取説。
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ケース内には乾燥剤が。
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麗しい外観。
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前所有者が50時間エージング済みとのことです。Luxury & Precison L4+ALO CONTINENTAL V5に附属のケーブルで聴いています。イヤーピースは自分にとっての定番のRHAデュアル・デンシティシリコンイヤーピースのMサイズを使用。

明瞭感が高く、タイトな低域が印象的かなと思います。

先日からTONEKING T88K、Kinera ODINと8BAのイヤホンを聴いていますが、構成もスペックも違うのでもちろん音も違うのですが、どれも完成度が高く価格差程の優劣は無いかと思っています。

どのように使い分けるか悩みどころです。

Unique Melody 3DD-Ti

先日からダイナミックドライバーのイヤホンをいろいろと物色しているのですが、なかなかこれといった機種の巡りあえず、評判のDITA FidelityやFAudio Major、HIFIMAN RE2000、Victor HA-AW10000は音質は素晴らしいのでしょうがお値段も素晴らしいのでちょっと躊躇していたところ、MusicTechのBlack Fridayのセールのメールでこの3DD-Tiが値引きされているのを見て、これもダイナミックドライバー機だよねと思い注文してみました。定価は1,099ドルのところ799ドルだったのですが、送料が50ドルも取られるので849ドル、日本円で10万円足らずでした。

 

UM Universal 3DD-Tishop.musicteck.com

オーダーは11月23日で発送は25日、到着は12月1日でした。送料が50ドルの割にはUSPSで結構日にちがかかりました。

公式のホームページはこちら。

http://en.uniquemelody.org/detail_217.html

3DD-Tiは低、中、高域用のそれぞれ13mm、8mm、6mmダイナミックドライバーで構成されており、筐体に低域調整用のチューナーが付いているなど、他のUnique Melodyのイヤホンとはちょっと性格が違う感じです。

スペックは下記の通り。

パッケージ。
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ぱかっ。
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附属品。イヤホンケースがいつもの金属製のではなく、qdc Neptuneのと同じ感じのDignis製です。こっちの方が使い勝手はいいですね。
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色は赤を選択してたのですがちょっと派手だったかも。
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ケーブルは2.5mm4極と3.5mm3極を選択できたので2.5mmを選択しました。線はよく附属のケーブルで入っている黒いのよりは高品質な単線4芯OFCです。リケーブルしたいところですが、端子形状がqdc同様なのが困ったものです。ピンアサインも同じだったかしらん。
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Luxury & Precison L4+ALO CONTINENTAL V5+2.5mm-3.5mm変換ケーブルに附属のケーブルで聴いています。イヤーピースは自分にとっての定番のRHAデュアル・デンシティシリコンイヤーピースのMサイズを使用。

ダイナミックドライバーを使用しているのでしばらく鳴らしこむ方が良いかと思いますが、現状でも高域と低域はそこそこ出ている感じ。中域が弱いのと低域も深いところまでは出ていないかなと思います。Unique Melodyらしい多ドラ感をあまり感じさせない滑らかさと聴きやすさは十分あると思いますが、もう少し際立つ感じが欲しいですね。エージングに期待したいと思います。

 

 

Luxury & Precison L4

楽彼(Luxury & Precison)は中国のメーカーで、COLORFLY C4の設計者たちがたちあげたブランド、だそうです。COLORFLY C4は音は良いけど操作性と見た目が、という印象だったのですが、この新しいブランドの方でもややその傾向が見られるのは伝統というには困ったものです。

 

L4はLuxury & Precisonの最新機種になります。国内ではiBasso製品を中途半端に取り扱っているサイラスの取扱となっており、同社のダイレクトショップとFujiya Avicで販売されています。どちらにしても試聴できないのでお安いのでPenon Audioで購入しました。

オーダーは11月22日、発送が24日で到着は26日です。送料無料でDHLで発送いただけますので、ほとんど国内で購入するのと同じ感じで買物ができるのではと思っています。価格は699ドルです。

スペックはこんな感じです。

  • ディスプレイサイズ(解像度)/タッチパネル 3.5 inch (480×320)
  • DACチップ AKM AK4414
  • 周波数特性 20Hz~20kHz +/- 0.5dB
  • 再生周波数帯域 10Hz~40kHz
  • 定格出力(32Ω) Unbalance: 2v 125mW (32Ω)、Balance: 4v 360mW (32Ω)
  • 出力インピーダンス Unbalance: 2.2Ω Balance: 4.4Ω
  • S/N比 Unbalance: >-118dB Balance: >-119.5dB
  • 全高調波歪率+ノイズ <0.0016% (32Ω)
  • Line Out 出力 2Vrms
  • 内蔵メモリー 32GB(with OS)

パッケージ。
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パカッ
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附属品です。
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裏面です。
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上部。アンバランス出力、バランス出力、ラインアウト/コアキシャル出力(兼用)になります。

バランス出力は2.5 mm 4極 TRRS(先端からR- R+ / L+ L-)ということでAKやONKYOと同じです。
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右側。上からパワーオン/オフ、FWD、再生/停止、RWDのボタンです。
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下部。MicroSDXC&SDHCスロットとUSB(マイクロB)です。てっきりUSB Type-Cだと思っていたので残念です。
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左側。すっきり。
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SONY  ZX300と比較。あまり大きさ、重さともに違いがありません。L4の方がもっと大きいと思っていました。
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AK A&futura SE100と比較。
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附属品にケースが無いためか、おまけでケースを送っていただいたと思い、さすがPenon、気が利いているやんと思ったのですが、L3のケースだったようでサイズが微妙に合わず、途中までしか入らず、取り出すのにも苦労しました…
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起動時の画面は中国語です。言語選択では日本語は見当たりませんので、英語のまま使用しています。Fujiya Avicの試聴機では日本語表示されているそうなので、ファームウェアのバージョン違いのためか他の理由があるのか不明です。
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確認したところ、こちらがVer1.0.0.0に対し、公式ではVer1.0.0.2になっていたのでダウンロードしようと思ったのですが、Luxury & Precisonのホームページが中国語オンリーだったり、ダウンロード画面でソフトのインストールが必要だったりで諦めました。ちなみにサイラスのホームページ上ではまだL4のバージョンアップ情報は見当たりません。

 

基本ソフトがAndroid等ではなく独自ソフトということでMicro SDカードはFAT32でフォーマットする必要があるようです。最初にこちらで用意したデータを入れたSDカードを挿入し、メディアライブラリの更新をすると途中でシャットダウンしてしまい、保存した設定も初期化されるという事態に陥りました。いろいろと試してみたところ、ファイル名が長いデータが引っかかっていた様子。該当ファイルを削除してライブラリを更新して準備完了です。

ちなみに引っかかったファイルはこれをiTunesリッピングしたもの。確かにアーティスト名が長くなるわけです。

もうひとつうまくいかなかったのは、ハイレゾ音源のうち、24bit/96khzのALACの音源がちゃんと再生できなかったこと。スロー再生時の音声みたいになります。これはどうしようもないので、素直に購入先のOTOTOYからFLACファイルで再ダウンロードしました。

 

そんなこんなはありましたが、その後は特に問題なく使えています。見た目も真四角で愛想がない感じですが個人的には好みです。

画面はSE100とかに比べると小さいですが、カバーアートの表示もそれなりにきれいです。曲を次々とランダムで早送りするとSE100ではちゃんと反映されないことが多々ありましたが、そういうことはありません。
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ライブラリ画面はシンプルに文字だけの表示なので、最近のDAPに慣れておられる方には無愛想に思えるかも。
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音はクールでパワフルに尽きるかと。艶や色気なんて欠片もありません。音場はやや広く感じます。低域もしっかり出ていますが締まった感じで、そのために印象としては高域寄りな出音に感じます。

この辺りは使っていくうちに変化があるのかわかりませんが、また記事に書きたいと思います。