KZ E10

みんな大好きKZのTWSです。KZは以前にT1というTWS機を販売していたようですが、パブリックベータ版ということで、現時点ではAmazonやAliExpressでは商品は見当たりません。このE10が本格的なTWS機への参入となるのかなと思っています。

購入は11.11のセール時にAliExpressのShenzhenaudio Storeというセラーから。58ドルが少し値引きされて55.56ドルでした。発送はシンガポールポストで、11月11日に注文、15日に発送連絡が来て21日に到着という、かなり早いパターンでした。

www.aliexpress.com

 Amazonではこちらで購入可能なようです。

パッケージは割と大きめ。
f:id:kiliko3611:20191130063701j:image
f:id:kiliko3611:20191130063639j:image

セラーがおまけに付けてくれたのか、KZのイヤーピースが同梱されていました。
f:id:kiliko3611:20191201100655j:image

附属品は最小限で、USB-Type Cケーブルとイヤーピース、英語と中国語のマニュアルです。
f:id:kiliko3611:20191201100632j:image

ケースはイヤホンの形状からやむを得ないのだと思いますが、かなり大きい。
f:id:kiliko3611:20191201095727j:image

イヤホンのデザインはKZっぽいです。
f:id:kiliko3611:20191201095737j:image

TWS機としては類を見ない4BA+1DDという多ドラ機となります。ドライバー構成は既発売のZS10 Proと同じ構成のようです。筐体の大きさは他のKZの多ドラ機と同じかやや小さい程度ですので、無理やりドライバーとTWSとしての必要な機能を詰め込んだようです。それがスペックや使用感にもしわ寄せがきているようです。

まずはペアリングがイヤホン本体ではなく、ケースにセットして行う必要があります。いつものパターンでケースから取り出した状態ですぐにスマホとペアリングしようとしてぜんぜん不可能だったので慌ててマニュアルを見て気が付いた感じです。

次にバッテリー持続時間が3~5時間(カタログ値)と他の機種と比較すると短くなっています。通勤程度であれば問題ないかとは思いますが、気になる方は気になるかも。

筐体が大きいせいか、他のイヤーピースと交換するとケースがしっかりと閉まらず、スマホとの接続をオフにすることも充電することもできません。またKZのイヤホンはいつもなのですが、附属のイヤーピースが個人的には収まりが悪く、イヤーピースの交換が必要なため、困るところです。いろいろとイヤーピースを試したところ、Final E TypeのMサイズがいい感じなので、イヤホンを仕舞う時はイヤーピースを外してケースの中に置いて閉める感じで使用しています。この時ばかりは大きめのケースで余裕があるのが助かります。
f:id:kiliko3611:20191201095614j:image

そして一番困るのがスマホとの接続が不安定であることです。他のTWS機とは違い、スマホを置いて隣の部屋に行くだけで音が途切れます。ただ、スマホが傍にあるとさほど途切れやすいとまでは思いません。出かける際も、ズボンの尻ポケットに入れておくと途切れるがコートのポケットやシャツの胸ポケットに入れておくと安定して使用できています。もっとも、これは自分が京都市という地方住まいのためかもしれません。関東圏であればもっと繋がりにくい状況が生じるかもしれません。

タップによる操作はT200やQ70とほぼ同じです。Q70と同様にボリューム操作はできません。タップの感度はかなり高いため、慣れるまでは誤操作してしまうことも。

音質はKZらしい硬質な音になります。中高域寄りではありますが、キラキラしているというほどでもなく、上と下がすっぱりカットされてるようなイメージです。音がかなり近く、煩い感じに聴こえるため、イヤーピースで調整しています。前述したとおり、現時点ではFinal E typeで音の近さがややマシになる感じです。音量はとりやすく、他の機種から交換すると大きい音が出てくるので焦ってしまいます。やや難はありますが、今まで聴いたTWS機と比較すると断トツに高音質と言えるのではないでしょうか。もちろん好き嫌いはあるかと思いますが。

 

癖はあるけれどKZファンなら許容範囲かなと思うE10ですが、次はどんな機種を出してくれるのかに期待しています。